「押し並べて」ってなんと読む?「おしならべて」という誤読に要注意です!
明日は2022年2月22日ですね。「2」が、ずらりと並んだ日にちなんで、本日は「並」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「押し並べて」ってなんと読む?
「押し並べて」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「全体にわたって。一様に。」「ありきたり。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「いまどきの若い人は…って、押し並べてイメージを語るのは、いかがなものかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 押し並べて(おしなべて)です。
「押し並べて(おしなべて)」という言葉は理解しているのに、
つい「並べて(ならべて)」という読み方をイメージしてしまいそうです。
ビジネス文書等にもしばしば登場する表現・表記ですので、お気をつけください。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「並製」ってなんと読む?
「並製」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「上製(じょうせい)=つくりが普通より上等であること。また、そのもの。」という言葉の反対語です。
<使用例>
「新商品のサンプルとしては、こちらは、上製とも並製とも言えないような…つまりはインパクトに欠けるかと。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 並製(なみせい)です。
「上製(じょうせい)」が、2文字とも音読みであるのに対し、
「並製(なみせい)」は、「並(なみ)」が訓読み、「製(セイ)」が音読み、という「湯桶読み(ゆトウよみ)」の構成で、ちょっと紛らわしいですね。
「並製(なみせい)」の意味は「並の程度に作ること。また、その製品。」で、つまりは「平凡なつくり」を意味します。
「並製(なみせい)」「上製(じょうせい)」、セットで、
例文のように、ビジネス上の会話にも登場しそうですので、こちらも誤読にお気をつけください。
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本日は、2022年2月2日…2の「並ぶ」日にちなんで、「並」という字の入った日本語から、
・押し並べて(おしなべて)
・並製(なみせい)
など、誤読を誘発しそうな言葉の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱