「ビスケット」の語源って?意外な意味が、面白~い!
明日・2月28日は、『ビスケットの日』です。
現代では「おやつ」「お茶うけ」というイメージの強いビスケットですが、
実は、ビスケットに注目した最初の日本人と思われる江戸時代の蘭医(オランダ式西洋医学を学んだ医師)・柴田方庵は、
「保存のきく食料」というところに注目したのだそう。
長崎留学中にオランダ人から学んだ製法をかきつけ、「保存のきく食料の製法」として、故郷の水戸藩に送った…というエピソードが『方庵日記』という書物に残っているそうです。
本日はまず、外来語としてすっかり日本に定着している「ビスケット」の語源を探るクイズに挑戦していただきましょう。
【問題1】「ビスケット」の語源って?
「ビスケット」のもともとの意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:固い食べ物
2:二度焼かれた物
3:腐らない物
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:二度焼かれた物 です。
「ビスケット」の語源は、ラテン語「bis coctus(ビス・コクトゥス)=二度焼いた物」だといわれております。
ビスケットといえば、固い焼き上がりが特徴ですが、その昔は「二度焼いて作った」のでしょうね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「焼べる」ってなんと読む?
「焼べる」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「燃やすために火の中に入れる。」という意味の言葉です。
<使用例>
「かまどに薪(まき)を焼べて、ビスケットを作るなんて、理想的なスローライフね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 焼べる(くべる)です。
「焼べる(くべる)」…炎そのものに、焼くためのものを投入する、という事、都会的な生活の中では、なかなか行うことがなくなりましたが、それだけに、ちょっと憧れますね。
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本日は、2月28日『ビスケットの日』のトリビアと、
・「ビスケット」の語源
・焼べる(くべる)
などの言葉についておさらいをいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:一般社団法人日本ビスケット協会ウェブサイト/『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱