「漁火」ってなんと読む?「ぎょか」ではありませんよ!
明日・4月23日は『消防車の日』という記念日です。
消防車製造のメーカーの創立記念日にちなんで制定され、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されてる記念日になります。
消防車といえば火事を消し止めるために活躍する車ですが、
昨今の出火原因のトップ3は「たばこ」「たき火」「こんろ」となっています(『消防白書』令和元年版より)。
グランピングやキャンプが人気を博す昨今、大型連休にたき火や屋外炊飯、喫煙を見かける…という機会もあるかと思います。火の始末には充分お気をつけくださいね。
本日は「防」「火」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「防人」ってなんと読む?
「防人」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「古代、北九州の辺境を守った兵士。」を指します。
<使用例>
「防人って、歴史で習った記憶があるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 防人(さきもり)です。
※一部に、「ぼうじん」「さきむり」「せきもり」の読み仮名も採用している辞書がございます。
「防人(さきもり)」は、奈良・平安時代において辺境の地を守った兵士のことであり、「崎守(さきもり)」と同じ意味を持つ言葉です。
日常的には使用しない言葉かと思いますが、大型連休を前に、お子さんとふれあう機会も出そうですので、学校で習った熟語を大人が読めない…という事のないよう、おさらいしてみました。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「漁火」ってなんと読む?
「漁火」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「夜間、魚を集めるために漁船で焚く火。」のことです。
<使用例>
「漁火の見える日本海の夜…というのも、なかなか素敵よ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 漁火(いさりび)です。
「漁火(いさりび)」とは、夜、暗くなってから漁に出る際、魚を集めるために船の上で焚く火のことです。
現代では電気の集魚灯(しゅうぎょとう)に代わっていることがほとんどのようですが、
演歌の名曲に『漁火挽歌(いさりびばんか)』『漁火街道(いさりびかいどう)』があるなど、「漁火(いさりび)」は今日でも登場いたします。
こちらも、大型連休に、演歌好きの方と久しぶりの交流…という機会があるかもしれませんので、おさらいしてみました。
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本日は、4月23日『消防車の日』にちなんだトリビアと、「防」「火」という字の入った日本語から、
・防人(さきもり)
・漁火(いさりび)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱