「叱声」ってなんと読む?「しかりごえ」ではありません!
明日・5月8日は、2022年の『母の日』(5月の第二日曜日)ですが、
『声の日』という記念日でもあります。
5(こ)8(エイト)で「声(こえ)」にちなんで、
いい声、素敵な声の人を増やすことで、みんなをハッピーに、日本を元気にしていきたい…との想いをこめて生まれた「声総研」が制定 した記念日です。
確かに、声は人の印象を大きく左右するものですよね。美しい声で、素敵な話し方を心掛けたいものです。
本日は、読めそうで読めない、意外と難しい「声」という字の入った熟語の読み方を、クイズで出題いたします。
【問題1】「哭声」ってなんと読む?
「哭声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「なきさけぶ声。」という意味の言葉です。
<使用例>
「哭声が聞こえるような、うら寂しい景色だったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 哭声(こくせい)です。
「哭」という字の訓読みは「哭く(なく)」ですが、
「泣く(なく)」よりも強烈な「なきさけぶ状態」を意味する字になります。
号泣する状態を「慟哭(どうこく)」と言いますね。
「哭声(こくせい)」は、この状態の声を表現した言葉です。
「なきごえ」と読んでしまいそうですが、音読みの熟語で「哭声(こくせい)」が正しい読み方になります。
話し言葉ではあまり使用しないと思いますが、文章を読み下す時など、読めないと困りますので覚えておきましょう。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「叱声」ってなんと読む?
「叱声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「しかりつける声。」を意味する言葉です。
<使用例>
「お食事を残すと、母の叱声が聞こえる気がしてしまうの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 叱声(しっせい)です。
「声」を表現する熟語二つ、いかがでしたか?
音読みだと意外と読み方に迷うものが多いですね。
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本日は、5月8日『声の日』にちなんで、読めそうで意外と難しい「声」を表現した熟語から
・哭声(こくせい)
・叱声(しっせい)
などの読み方を改めておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱