ようやく日本でも、ビジネスシーンにおけるジャケットとパンツの組み合わせ、いわゆるジャケパンスタイルが浸透してきた。軽やかな気分で仕事がはかどり、若さも醸し出せる反面、今までスーツだけで過ごしてきた御仁の中には、「何を合わせたらいいかわからない」と悩ましい思いでいる方も少なくないはず。そこで、ビジネスのみならず、週末スタイルにも取り入れやすいコーディネート例をまとめてご紹介しよう。
【目次】
ジャケパンコーデ4選
【ビジネス】上司も見惚れるジャケパンコーデ
ビジネスで通用するジャケパンコーディネート。シャツは白がもっとも無難だが、ここではより若々しい雰囲気を出せるグリーン系をチョイス。
ネクタイの柄をジャケットとシャツ、両方の色を含むものにすれば浮くこともなく、洒落たVゾーンをつくれる。パンツも同じ考えで色馴染みの良いライトグレーとし、さらに細畝のコーデュロイを選べばジャケットの素材感とも合い、都会的な雰囲気に。
革靴も存在感のあるブローグ入りで、赤みのある茶系を合わせることで、気品あふれる装いが完成する。これで出勤すれば、日頃は厳しい会社の上司も憧れの眼差しを送るに違いない。もちろん、すべてのアイテムは「ラ ガゼッタ 1987」で揃えることができる。
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【スニーカー】白スニーカーに合わせる週末スタイルのジャケパンコーデ
2017年春にブランドデビューを果たした「デヴォレ インチピット」のもの。ボタンファクトリーのディレクターや、素材開発のアドバイザーを歴任してきたデザイナーのマルコ・レ氏と、老舗パンツ専業ファクトリー、DEFRA社のタッグで実現したブランドである。
腰回りの適度なボリュームと、ひざ下から徐々に細くなっていくテーパードラインのシルエットは、すっきりとした印象を与え、ディテールも手が込んでいる。そしてこちらの写真のパンツは、今や完全に定着したといっていいタック入りで、腰回りにゆとりをもたせた美しいラインが魅力。
ウエスト部分はひもでアジャストするベルトレスタイプで、こだわりのデザインと上品なベージュのカラーが適度な抜け感を醸し出す。
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【ネクタイ】ビンテージ風のネクタイで着こなす英国風ジャケパンコーデ
ピッティ・ウォモや、世界から注目を集めるクラシックなスタイルの洒落者たちを取材すると、往年の男らしさに回帰した着こなしが目立ってきている。
ゆったりとしたシルエットのコートをはじめ、ヴィンテージファブリックを使ったビスポークスーツ、腰回りに余裕のあるベルトレスパンツなどの登場によって、いわば男くさいアイテムとコーデが復権したのである。
そんな傾向が強く表れた今季は、伝統的な英国ブランドが展開する「骨太なアイテム」が、着こなしのポイントをつくる。
たとえば、男心をくすぐる垂れた襟を持つジョン スメドレーのニットポロにビスポークスーツをはおる。ベルトレスのパンツには、アルバート サーストンのクラシックなブレイシーズを飾り、足元には、カラフルなデザインを得意とするパンセレラの鮮やかなソックスを合わせる。これらのコーデが、古臭いと思われがちだったアイテムを新鮮に蘇らせるのである。
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【チノパン】都会的に着こなすコロニアルなジャケパンコーデ
アースカラーやコロニアルな雰囲気のアイテムは、ゆったりと上品に表現するのが、知的な紳士の着こなし術。リネンのサファリジャケットに、さらりとしたリネンシャツを合わせ、ワイド・シルエットのベージュのパンツをコーディネートすれば、都会で楽しめるくつろいだ着こなしとなる。
靴は、レザーのグルカサンダルを合わせ、エスニック柄のストールで、スタイルを仕上げる。
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※価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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