【目次】
【基本】アイメイク3つのコツ
■他人は目の大きさを「まつげからまつげまで」と判断している!
そもそも私たちは、目の大きさというと、目のフレームに沿った形だと思いがち。けれど、実は、上まつげの先端から下まつげの先端までを他人は「目」だと認識しているというデータがあるのです。
ということは、アイメイクしだいで目を大きく見せることが可能だということ。以下から、目を上品に大きく見せ、目力を効果的にアップさせる方法をご紹介します。
■加齢でボンヤリしてきた大人の目元を若返らせる「簡単3ステップ」
年齢を重ねると、目やまつげの悩みが多岐にわたるようになるもの。例えば、目元がくすんでアイシャドウがキレイに発色しなかったり、アイラインが引きにくくなったり、まつげが減ってきたり……。
このような現象で、どんどん目力が失われていくのは辛いですよね。そこでフレームを強化し、品格がありながらしっかりと目力をアップさせる解決策をご提案。目元の老化が気になってきたら、透かしアイシャドウ、カールマスカラ、点アイライナーを使って若さを取り戻しましょう。
目力を強化させるとなると、どうしても「強さ」を求めてしまいがちですよね。しかし、大人の目力にはやりすぎ感が否めません。そこで今回は、上質で品のある目力を3ステップでかなえます。順番は、【1】透かしアイシャドウ、【2】カールマスカラ、【3】点アイライナーです。
【1】まつげを際立たせて見せる「透かしアイシャドウ」の塗り方
目力というと、しっかりとアイシャドウで目元に立体感をつくり、引き締めないと! と思う方が多いのですが、実はこれ、逆効果になることが。冒頭でもお伝えした通り、目の大きさは上まつげから下まつげまでの先端から先端までを意味します。ということは、まつげの存在がしっかり見えないと目力が存分に発揮されないことになるのです。
締め色のアイシャドウをしっかり塗ってしまうと、まつげが濃い色に重なってあまり認識できません。それでも目力は出るかもしれませんが、大人の品格ある目力は宿りにくくなってしまうのです。しかし、この秋の水彩画のような透け感のあるアイシャドウなら、まつげをくっきりと際立たせる効果が出ます。
<STEP.1>まぶたの中央にアイシャドウをおいてアイホールにのばす
・塗るとき、まずはアイシャドウを薬指にとります。
・アイホール全体にのばしていくので、薬指の第一関節分を指にとってみてください。
・そして、ちょうど黒目の上あたりに薬指をのせましょう。
<STEP.2>薬指でワイパーのようにしてなじませる
・STEP.1で上まぶたにのせた薬指を、ワイパーのように左右に大きく動かしながら、のばしていきます。
・このとき、黒目の上がいちばん濃く、目頭と目尻に向かうにしたがって自然と淡くなるようにしましょう。
・すると、自然なグラデーションがついて、肌なじみがアップします。
<STEP.3>下まぶたにも同じ色をスッとひと筋のせる
・下まぶた用に、上まぶたにのせたのと同じアイシャドウをチップ、または綿棒にとる。
・黒目の下におき、目尻側、目頭側へとぼかす。涙袋分の幅になるようにのせるとちょうどよい。
【2】上品なのに目を縦に大きく広げてパッチリ見せる「カールマスカラ」のつけ方
私たちは、目力のあるまつげ=ボリュームと思いがちです。確かに若いころならいいのかもしれません。ですが、品格のある大人の目力を目指すなら、断然まつげの長さとカールのふたつが必要になります。理由は、まつげ1本1本にはボリュームが出るものの、束になってしまい、まつげの本数が少なく見えてしまうから。
けれども、しっかり根元からカールさせて、まつげに長さを出し、扇状にキレイにセパレートすると、パッと華やいだ印象の、上品な目力がかなうようになります。このとき、下まつげにも長さをしっかり出すように塗ると、より効果的です。
<STEP.1>上まつげを根元から持ち上げて目頭方向へ
・マスカラは、ブラシをよくしごき、液を適度に落としてから塗るのが鉄則。
・ブラシを中央のまつげの根元に当て、目頭の方向に引くように持ち上げて塗ります。すると、自然と扇状に広がるように。
<STEP.2>目尻側はブラシの先端で斜め上へと引き上げる
・目尻側はブラシの面ではなく、先端を使って、まつげの根元からグッと押し上げるようにしながら塗る。
・目尻側1/3までを、同じように先端で塗っておいてください。
<STEP.3>下まつげは目尻から中央に寄せるように
・下まつげに塗るときは、ブラシの先端など細かく塗れる部分を使い、目尻側から中央に向かって寄せるようにして塗ります。
・下まつげは目尻側に多く生えている場合があるため、下に長さを出すため、中央に寄せると効果的です。
<STEP.4>最後に下まつげを下に向けて整える
・中央から目頭の下まつげを下に向かって引くようにして塗ります。
・最後にまつげ全体をとかすようにして真下に向かって塗り、毛流れを整えればOK!
【3】隠しラインでまつげを格段に増量させて見せられる「点アイライナー」の入れ方
透かしアイシャドウに、しっかりカールされた長いまつげに仕上がったとしても、それだけでは実は足りません。点アイライナーを入れたほうが目力が強いのは明らかです。まつげとまつげの間に隙間があると、せっかくアイシャドウやマスカラで上品な目力を出していても、少し間が抜けて見えてしまいます。
しかし、しっかりとまつげの隙間を埋めてあると、キュッと引き締まって見え、より目力が強く見えるようになるのです。ここで注意したいのが、ラインの引き方。目の際にラインを引くのではなく、まつげの隙間を埋めるだけのさりげないラインのほうが繊細で品格のある目力が実現します。
<STEP.1>アイライナーで埋めたい場所はまつげとまつげの間
・顔の斜め下から鏡をのぞき込むと、まつげの隙間がよく見えるもの。
・このまつげとまつげの間をつなげるようにして、アイラインを入れていくと、まつげが密集して生えているように見えます。
<STEP.2>小さく左右に描きながら埋めていく
・アイライナーの先端で、まつげの隙間を左右に小さくジグザグさせながら埋めていきます。
・このとき、アイライナーの先端はまつげの下から差し込むような形で描いていくのがコツ。
・黒目の上から目尻に向かってまず入れていきましょう。
<STEP.3>目頭はそっと抜くように最後は細く
・黒目の上から目頭に向けては、まつげのある部分を埋めていきます。
・また、目頭に向かうにしたがって徐々に細くなるように埋められると、自然な印象の仕上がりに。
・最後のまつげの部分は、スッと力を抜くようにラインを入れてみてください。
ボンヤリ目元が若返る!品格を失わずにしっかり目力がアップする「簡単3ステップ」
くすみ・たるみをカバーする「お悩み解決アイメイク」
■ピンクのコントロールカラーとオレンジシャドウでフレッシュな今どきEYEに!
「まず、目のまわりのくすみですが、ファンデーションやコンシーラーだけでカバーしようとしないこと。厚塗り感だけが出てしまい、よれやくずれの原因にもなってしまいます。ピンクのコントロールカラーの部分使いが効果的。ワントーン明るくなった肌の上に、フェイスパウダーをのせれば、くすみのない均一な肌色に整います。
続いて、まぶたのたるみカバーに有効なのは、トレンドのオレンジシャドウ。肌にハリ感をもたらす効果があり、今っぽさと若々しさの両方がかなうおすすめカラーです」
【おすすめのアイテム】
<STEP.1>コントロールカラーを目まわりにのせる
ピンクのコントロールカラー(エレガンス)を、少量手に取り、目のまわりに点置きして、指で目のまわりにクルクルと円を描きながら広げます。
<STEP.2>プレストパウダーをオン
プレストパウダー(イヴ・サンローラン・ボーテ)をパフにとり、目のまわりにタッピングしながら薄く広げます。厚塗りはヨレやアイメイクくずれの原因になるので注意しましょう。
<STEP.3>アイシャドウをのせる
アイシャドウ(Amplitude)の左のダークブラウンをブラシにとり、アイホールのやや内側に薄く広げます。まぶたに彫りを仕込んでおくことで、目元に立体感が出ます。アイホール全体(ダークブラウンのアイシャドウから少しオーバーさせるよう)に、オレンジのアイシャドウを重ねます。
<STEP.4>上まぶた目のキワにアイラインを引く
アイライナー(アヴァンセ)を上まぶた目のキワに引き、目元を締めます。黒やブラウンのアイラインよりも優しくこなれた印象の目元に。
【明るくハリのある若々しい目元に】
40代の目元の「小じわ」と「くすみ」をカバーして、若見えするアイメイク
凛と女らしい眼差しを放つ「大人のアイメイク」
■透け感のある「ネイビーのシャドウライン」で凛と女らしい眼差しに
「ネイビー」はファッションではデイリーに着たい定番カラーですが、メイクで取り入れるのは苦手、という方は多いのではないでしょうか。
「ネイビーは大人の女性をかっこよく、素敵に洗練させてくれるカラー。しかしネイビーのアイシャドウをまぶたに広く入れたり、存在感が強いネイビーのリキッドラインを使うと、キツい顔に見えてしまうことも。
大人の女性がネイビーをメイクに取り入れるなら、シャドウライン使いがおすすめです。アイシャドウなら透け感が出て、ネイビーの凛としたかっこよさはそのままに、目尻にスッと長めに入れることで媚びのない色気も叶います。
ベースにはベージュ系のツヤ系アイシャドウを仕込んで深みを出しておくことで、ネイビーのラインがなじみやすくなりますよ」(小田切さん)
【おすすめのアイテム】
「使用したのは右から2番目のマットネイビー。まぶたにふわっとなじみつつも高発色で、綺麗なシャドウラインが描けます」(小田切さん)
<美の提案>シャドウラインは、プッシュアイライナーブラシで引けば簡単
「大人の女性にぜひ使ってほしいのが、プッシュアイライナーブラシ。毛足が短くて硬めなので、アイシャドウを取ってからまぶたのキワにスッと入れるだけで、簡単にシャドウラインを描けます。ディオールやM・A・Cのものがおすすめです。
今回は目頭を5㎜ほど空けて、黒目の上あたりから目尻に向かって平行状に長めにラインを引いています。透け感があるから大胆に引いてOK」(小田切さん)
かっこよさと、女らしさと。大人の女性が素敵に見える「透けるネイビーライン」メイク
※商品の価格はすべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部