「湿布」ってなんと読む?「しめりぬの」「しつふ」など、誤読にお気をつけて!
明日・8月2日は『帆布の日』です。
8(はん)2(ぷ)の語呂合わせですね。
昨今は、カジュアルバッグなどのファッションアイテムにも使用されている帆布(はんぷ)、素朴で力強い風合いと丈夫さを併せ持ち、独特の魅力がありますね。
もともと帆船の帆に使用された布なので「帆布」と呼ばれています。
本日は「布」という字の入った日本語クイズをお送りします。
まずは、小手調べの1問目から。
【問題1】「湿布」ってなんと読む?
「湿布」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:体に不調がある時に使用します。
<使用例>
「足首の湿布を上手に隠せるようなデザインのサンダル、ないかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 湿布(しっぷ)です。
「湿布(しっぷ)」は、患部に張り付けて使用する、水や湯・薬剤を塗った布状の治療アイテムですね。
こちらを踏まえて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「巴布」ってなんと読む?
「巴布」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:オランダからの外来語です。
「足首の巴布を上手に隠せるようなデザインのサンダル、ないかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 巴布(ぱっぷ) です。
「巴布(ぱっぷ)」は、治療薬としての「湿布(しっぷ)」の同義語で、商品などの固有名詞ではなく一般名詞なのです。
「巴」という字の音読みに「ハ」があり、海外の地名「巴里(パリ)」の当て字として使用されていますね。これと同じ法則で、オランダ語「pap」に当て字をした外来語が「巴布(ぱっぷ)」です。
オランダ語の「pap」は、「粥(かゆ)」を意味しており、もともとは「布に粥状の、ドロッとした薬剤を塗布した湿布薬」なので「巴布(ぱっぷ)」です。
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本日は、8月2日『帆布の日』のトリビアと、「布」という字の入った日本語から、
・湿布(しっぷ)
・巴布(ぱっぷ)
の読み方を、クイズでお送りしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱