「宿六」ってどんな人?以外に知らない方、多そうです!
明日・8月26日は『シルマンデー・ユースホステルの日』です。1909(明治42)年のこの日、ドイツの小学校教師だったリヒャルト・シルマン氏が、遠足に出掛けた際に大雨に遭遇し、小学校で雨宿りしたまま一夜を明かすことになった…という経験から、「安全・安価で利用できる宿泊場所」の必要性に気づき、ユースホステルを創設したのす。現在では価格面よりも、旅先でのコミュニケーションの場として、選ぶ方もいらっしゃるようですね。
本日は「宿」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「宿酔」ってなんと読む?
「宿酔」という日本語の、読み仮名5文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:これになると最悪です…。
<使用例>
「午前中は宿酔がひどかったけど、ようやくつらさが抜けてきたわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいます。
正解は… 宿酔(ふつかよい)です。
お酒を召し上がる方なら、一度はつらさを経験されているのではないでしょうか?「酔いが宿ったまま」ということでしょう。「宿酔(しゅくすい)」とも読み、意味は同じです。「やどよい」とは読みませんので、誤読にご注意ください。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「宿六」ってどんな人?
「宿六(やどろく)」という日本語が指すのはどんな人物でしょうか?以下の選択肢の中から正しいものを選んで下さい。
1:夫
2:貧しい人
3:無法者
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:夫 です。
「宿六(やどろく)」とは、「宿のろくでなし」の短縮形で、妻が夫に親しみやさげすみのニュアンスを込めて言う言葉です。時代劇などで聞いたことがおありでしょう。現代でも、ご年配などが使っていらっしゃいますね。
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本日は、8月26日『シルマンデー・ユースホステルの日』のトリビアと、「宿」という字の入った日本語から、
・宿酔(ふつかよい/しゅくすい)
の読み方と、
・宿六(やどろく)
という言葉の意味などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/Hstering International JAPANウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱