「熟考」は「じゅくこう」とは読みません!正しく読めますか?
明日・10月9日は、『熟睡の日』です。じゅ(10)く(9)=熟…の語呂合わせで、一般社団法人睡眠栄養指導士協会が定めた記念日で、「睡眠の時間や質が悪い寝不足な人々に、熟睡することの大切さを知り、熟睡のための知識を学び、熟睡体験をしてもらう」という目的が掲げられています。睡眠不足や睡眠の質が悪い、という自覚のある方は、この機に、熟睡のための勉強や行動をなさってみてはいかがでしょうか?「秋の夜長」と呼ばれる季節に入ってまいりましたので、質の良い睡眠で、夜を有効活用したいですね。
本日は「熟」という字の入った日本語クイズをお送りします。まずは、意外な誤読の多い熟語からまいりましょう。
【問題1】「熟考」ってなんと読む?
「熟考」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「充分によく考えること」という意味の言葉です。
<使用例>
「ベッドを新しくするなら、他の家具とのサイズのバランスも熟考したほうがいいわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 熟考(じゅっこう)です。
実は「熟考(じゅっこう)」の読み方はこちらひとつのみで、「じゅくこう」とは読みません。話し言葉の中でも、意外と聞き分けできますので、お間違えのないようお気をつけください。「熟考(じゅっこう)」です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「熟鮨」ってなんと読む?
「熟鮨」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「魚介類を発酵させ、素は使わずに、自然の酸味で食べる鮨」のことです。
<使用例>
「和歌山で頂いた、あせの葉で包んだサバの熟鮨、まろやかでとてもおいしかったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 熟鮨(なれずし) です。
「熟」という字には、「熟れる(なれる)」という読み方があり、意味は「熟成する」「食物がまじりあって味が良くなる」「腐る」などです。「熟鮨(なれずし)」では「熟成する」という意味で使用されています。
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本日は、10月9日『熟睡の日』にちなんで、「熟」という字の入った日本語から、
・熟考(じゅっこう)
・熟鮨(なれずし)
の読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人睡眠栄養指導士協会ウェブサイト/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱