目次
大濠の場所は?「最寄り駅」と「地図」
大濠の「読み方」と「場所」
「大濠」があるのは福岡県福岡市中央区。読み方は「おおほり」です。大濠1丁目と2丁目があり、全国有数の水景公園である大濠公園の西側にあります。
大濠公園は、福岡市の中心部にありながらも緑の多い公園で、面積が約39万8千平方メートルと広大です。そして、公園のほとんどを楕円形の大きな池が占めています。都心部から気軽に行ける癒しスポットとして、とても人気があります。
大濠の「最寄り駅」
最寄り駅は、福岡市地下鉄空港線の通る「唐人町」駅または「大濠公園駅」駅です。都心部に近接していて、公共交通機関を利用した場合は、天神から唐人町までは3駅5分で着くことができます。南には、地下鉄七隈線「六本木松」駅もあります。地下鉄で博多駅からは10分程度、福岡空港からは 30分前後と便利な場所に位置しています。
大濠の「地図」
大濠の「歴史」
「大濠」エリアは、福岡城のお堀があった場所です。福岡城が廃城になると、一部のお堀は埋め立てられました。そして、大正期まではアシが生い茂り、生活排水が流入する沼地だったそう。昭和2年(1927年)に「東亜勧業博覧会」が開催されることになり、そのための会場造成と併せて福岡県が大濠公園の造園を着工。公園は、昭和4年(1929年)に開園しました。公園の工事費は埋め立てた範囲の西側を住宅地として払い下げることによって償還されています。そして、その住宅地が、高級住宅街として人気のエリアとなりました。
大濠の「由来」
その昔、この地は博多湾の入り海でした。「万葉集」には「草香江の入江」として名が挙がっています。その後、福岡藩初代藩主・黒田長政が福岡城を築く際に、荒戸山とよばれた景勝地(現在の西公園)の麓の大きな入江を整備し、福岡城の西側を守る「大堀」としました。
大濠の「魅力」
■1: 公園に囲まれた緑の多いエリア
大濠の住宅地エリアに隣接した大濠公園と、その東側には舞鶴公園があります。住民の憩いの場となっているこれらの公園をご紹介しましょう。それぞれ歴史のある公園です。
大濠公園
福岡城の外濠であった広大な池があります。池の中には、柳島、松島、菖蒲島の3つの島があり、その間を4つの橋でつないでいます。そして、池の周りを囲むようにウォーキングなどに最適な園路や2種類の児童遊園、飲食店などが配置されています。この池でボートや釣りといったレジャーを楽しむことも。また、「日本庭園」や「能楽堂」「福岡市美術館」などの文化施設も揃っていて、散策がとても楽しい公園です。
舞鶴公園
国史跡福岡城跡・鴻臚館跡がある歴史と桜の名所です。桜の時期には「福岡城さくらまつり」が開催されます。福岡城は、 黒田長政が慶長12年(1607年)に築城した城。福岡市の中心地、天神から歩いて15分くらいの距離にある公園です。野球場やテニスコートもあります。そのほかにも、大濠エリアは福岡市海浜公園「海っぴビーチ」や「ももち海浜公園」など海も近いのが魅力。休日には、身近にある自然をとことん満喫できそうです。
■2: おしゃれなカフェやショッピングを楽しめるお店が豊富
大濠公園内には、公園の景観に配慮するグリーンストアとして誕生した「スターバックス コーヒー福岡大濠公園店」や「ボートハウス大濠パーク」などがあります。そのほか、カフェ「&LOCALS」では、おしゃれな九州の特産品を取り扱っていて人気です。
大濠公園近くにある、九州大学六本松キャンパス跡地の複合施設「六本松421」には、多彩なグルメの店舗のほか、ライフスタイル提案型書店の「六本松 蔦屋書店」、プラネタリウムを備えた「福岡市科学館」なども入っています。
■3: 都心部に近くて便利
福岡市は、全体的に利便性の高い都市として人気。令和3年度の福岡市が行った「市政に関する意識調査」では、福岡市が「住みやすい」と答えた人は96.5%にものぼります。住み続けたいと答えた人も93%なのだとか。福岡市の中でも人気の高い住宅地・大濠は、商業の中心地である天神や博多駅からも地下鉄で1本とアクセスよし。空港から地下鉄で30分という距離も魅力的です。都心部に近いオアシスとして人気の大濠公園。緑が多いことに加えて、文化施設も集まる場所です。この隣にある高級住宅街は、都心部に近いので買い物にも困ることもなし。住んでみたら、ずっと住みつづけたいと思うほど、便利で理想的な場所なのかもしれません。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- AC
- WRITING :
- 柳堀栄子