目次
神楽坂の場所は?「最寄り駅」と「地図」
新宿区「神楽坂」は飯田橋駅から牛込台地に上る坂の名称で、坂周辺の地名でもあります。神楽坂は、1丁目から6丁目まであります。
神楽坂の「最寄り駅」
神楽坂駅には、東京メトロ東西線が通っています。神楽坂駅から日本橋駅までは10分程度です。
神楽坂近辺には、そのほかにも最寄り駅が複数あります。そのなかでも多くの路線が利用できるのは、飯田橋駅。飯田橋駅では、JR中央・総武線、東京メトロ東西線・南北線・有楽町線、都営地下鉄大江戸線が通っています。また、東京メトロ有楽町線の通る江戸川橋駅も徒歩圏内です。
神楽坂の「場所」
神楽坂の「歴史」
神楽坂には、江戸時代から武家屋敷や寺院が多くありました。明治時代から昭和初期には有名な繁華街となり、東京の花街として知られるようになります。
神楽坂を発展させたのは、神楽坂を上ったところにある「善國寺」だといわれています。ここには「毘沙門天像」が安置されています。毘沙門天像は鬼門を守る軍神。毘沙門天が、寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世に現れたとされることから、寅の日になると参詣者で神楽坂は賑わいました。東京で縁日になると夜店を出すようになったのも、神楽坂が始まりだといわれています。大正から昭和初期にかけては「山の手銀座」と呼ばれるようになり、東京の盛り場として賑わいました。
神楽坂の「由来」
・若宮八幡の神楽の音がこの坂まで聞こえたから
・市谷八幡の祭礼のときに、みこしがこの坂でとまって神楽を奏する習慣があったから
・高田八幡(穴八幡)の御旅所が坂の途中にあって祭りのときには神楽を奏したから
・筑土神社を筑土八幡町に遷座する時に、この坂で神楽を奏したから
といったさまざまな由来があり、はっきりはしていないのだとか。牛込地区には神社が多いので、その神楽と関係していたといわれています。
神楽坂の「魅力」
■1: 文豪たちが愛した場所
神楽坂には、多くの文人が住んでいました。泉鏡花、北原白秋、西条八十、日夏耿之介など。そのなかでも、泉鏡花は、芸妓の桃太郎と神楽坂に新築の家を借りて一緒に住みはじめたのを、尾崎紅葉に強く反対されたというのは有名な話です。
善國寺の近くには「相馬屋」という文具店があります。江戸時代から続く手すき和紙の問屋で、宮内庁御用達の紙屋でした。明治初期に、尾崎紅葉の助言で作ったオリジナルの原稿用紙が評判となりました。夏目漱石もここの原稿用紙を愛用していたといいます。
■2: 有名なレストランやカフェが多い
表通りから一本裏に入ると、住宅街が広がります。この界隈には、和食はもちろん、イタリアン、フレンチ、中華など様々な国の多種多様な飲食店が集まっています。夜遅くまで営業しているお店も多いので、仕事で遅くなっても、ふらりと立ち寄れるお店が多いのは魅力的。個性的なお店が多いので、グルメ好きにはたまらないエリアです。
また、神楽坂周辺には、「アトリエコータ」、「パティスリー カーヴァンソン」といった人気のスイーツのお店がたくさんあります。
■3: 交通の便がよく、スーパーマーケットなども充実
飯田橋駅には5つの路線が乗り入れていて都内の中でもアクセスのよさは抜群。大手町まで5分程度、新宿駅までも12分程度で乗り換えなしで行くことができます。また、飯田橋駅周辺には、「飯田橋サクラテラス」や「飯田橋ラムラ」など複合商業施設もそろっています。神楽坂駅周辺にはスーパーマーケットも多いです。産地直送の八百屋や、フランスの冷凍食品が買える「ピカール」などもあります。
スイーツ店巡りをしたり、寺社巡りをしたり、各国のレストラン巡りをしたり、いろいろな楽しみ方ができる神楽坂では、充実した毎日が送れそう。スーパーマーケットや薬局、書店などもそろい、暮らしやすさも抜群。ぜひ、暮らす街の候補として、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- AC
- WRITING :
- 柳堀栄子