【目次】

パーマ×ミディアム「前髪あり」【4選】


【1】「うねる髪&丸顔」をパーマで解消!

完成

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40代に多いお悩みのひとつが、髪のうねり。「うねりは、髪が長くなるほど目立ちやすくなる」のだとか。しかし丸顔カバーには、髪の長さはあったほうがいいのだそう。
「丸顔をカバーするには、顔周りにまっすぐなラインをつくり、縦長の印象をつくるのが効果的です。レイヤーを入れ過ぎたり、肩より上の長さに設定すると、シルエットが横に広がって逆に顔が大きく見えることに。ミディアムでも、長さは鎖骨くらい、気持ち長めにするのがおすすめです。

髪のうねりは、そのクセをいかすパーマをかけることで、扱いやすくできます。ミディアムヘアは外にハネやすいのですが、パーマをかけておくと、そのハネもキレイに見せられますよ」(ANTI ディレクター DOKAさん)。

<スタイリング>横に広がらないようにボリュームを調整して

「ほぼワンレンベースなので、首周りにボリュームが出やすくなります。ボリュームを出し過ぎないためには、髪を乾かす前にトリートメントムースやオイルなどをつけて、乾燥させないことが大切です」(DOKAさん)。

<STEP.1>トリートメントムースを全体にもみこむ

髪が濡れた状態で、トリートメントムースを全体にもみこんでおく。

髪が濡れた状態で、トリートメントムースを全体にもみこんでおく。
<STEP.2>カールを出しながら乾かす

髪を下から持ち上げるように手のひらにまとめ、ドライヤーの風を当てて乾かしカールを出す。

髪を下から持ち上げるように手のひらにまとめ、ドライヤーの風を当てて乾かしカールを出す。
<STEP.3>オイルをなじませて調整

ヘアオイルを手のひらにのばし、手ぐしを通してなじませる。ボリュームを調整して完成。

ヘアオイルを手のひらにのばし、手ぐしを通してなじませる。ボリュームを調整して完成。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. パサつかないようにトリートメントムースを
  2. 肩でハネてしまう場合は、ハネさせてバランスをとる
  3. オイルで上質なウェット感を出す

「乾燥は広がり、うねりの原因になるので、保湿力のあるスタイリング剤でしっかりケアしておきましょう。前髪はペタッとしないように、手に残ったオイルで整える程度でOKです」(DOKAさん)。

〇〇

ANTI ディレクター DOKAさん

うねる髪&丸顔をパーマで解消! 大人可愛い「ミディアムヘア」

【2】簡単!デジタルパーマで「面長」を補整

スタイルチェンジ後がこちら!
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「乾かし方次第で印象をガラッと変えられるパーマ。デジタルパーマをかけておくと、ふだんは自然乾燥でしっかりウェーブが出せますし、ストレートタッチもブローで整えるだけと簡単です。サッとスタイリングチェンジしたい人におすすめですよ」(Double SONS 店長 中原章義さん)。では、面長さんがウェーブヘアを楽しむときの注意点は?「顔の横にボリュームが出るように、中間からくびれて動くパーマが◎。さらに前髪をつくっておくことで面長カバー効果アップ」(中原さん)。

<スタイリング>水で濡らしたあと、ムースをもみ込むみ自然乾燥するだけで完成

「中間から毛先にパーマをかけることで、一度くびれてからウェーブが生まれるシルエットに。毛束の重なりがボリューム感につながります」(中原さん)。

<STEP.1>水スプレーで髪を濡らす
髪の中間から毛先に、霧吹きで水をかけて濡らす。しっとりすればOK。
髪の中間から毛先に、霧吹きで水をかけて濡らす。しっとりすればOK。
<STEP.2>ムースをもみ込んで自然乾燥
保湿力のあるトリートメント系ムースを中間から毛先にもみ込んでパーマを出す。あとは放置して自然乾燥。
保湿力のあるトリートメント系ムースを中間から毛先にもみ込んでパーマを出す。あとは放置して自然乾燥。

「中間から毛先をざっくり濡らしてからムースをもみ込むだけ。あとは自然乾燥でパーマが再現できるので、とっても簡単! シャワーで濡らしてもいいですが、自然乾燥に時間がかかるので霧吹きがおすすめです」(中原さん)。

Double SONS 店長 中原章義さん

大人のヘア|ウェーブもストレートも!デジタルパーマで叶う2wayミディアム

【3】ワイドバングで「面長カバー」パーマスタイル

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「輪郭が縦長な面長さんは、まず縦の幅を狭めることが大切。それには前髪をつくるのがおすすめです。適度に厚みのある前髪をつくると、トップのボリュームダウンもカバーできます。 年齢とともに輪郭が下がり面長になると、少しお疲れ感やさみしい印象も出てきます。顔周りにレイヤーやウェーブで動きを出すと、輪郭カバー効果に加えて華やかさもアップ。おすすめは再現しやすくウェーブのもちがいいホットパーマです。髪が細くなったことによるボリュームダウンやうねりも、パーマをかけることで改善できます。髪の状態にあわせたパーマをかけると、日々のスタイリングがとても楽になりますよ」(Rougy トップスタイリスト 江良 栞さん)。

<スタイリング方法>ウェーブを戻すだけの簡単スタイリング!

「根元から中間をしっかり乾かしたら、スタイリング剤でウェーブを戻すだけ。ホットパーマは再現性が高いので、スタイリングが苦手な方にもおすすめです」(江良さん)。

<STEP.1>根元を擦りながら乾かす

根元と前髪を水で濡らし、根元を指先で擦りながらドライ。前髪の分け目が出ないようにする。

根元と前髪を水で濡らし、根元を指先で擦りながらドライ。前髪の分け目が出ないようにする。
<STEP.2>中間から毛先にムースをもみ込む

保湿力のあるムースを手のひらに出し、毛先から持ち上げるようにして中間から毛先にもみこむ。あとは自然乾燥でOK。

保湿力のあるムースを手のひらに出し、毛先から持ち上げるようにして中間から毛先にもみこむ。あとは自然乾燥でOK。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. 根元を擦ってしっかりドライ
  2. ムースは少しずつ出して、つけすぎ防止
  3. スタイリング剤をつけたら放置!

「髪の根元は、立ち上がるようにドライヤーで乾かしたら、スタイリング剤がつかないようにしましょう。パーマスタイルは結んでもかわいいので、ぜひトライしてみてください!」(江良さん)。

Rougy トップスタイリスト 江良 栞さん

面長カバーは前髪が命!ワイドバングでほんのりモードなパーマスタイル

【4】フェミニンな印象の「丸顔カバー」レイヤーミディアム

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「丸顔さんは顔が大きく見え、幼い印象を与えやすいという特徴があります。また40代は年齢によるクセや乾燥で髪が膨らみやすくなり、さらに丸顔が強調されるように。 まずは髪のベースを整えるため、ナチュラルな印象に仕上がるストレートパーマをかけておくといいと思います。さらにフェースラインにレイヤーを入れて動きをプラス。輪郭をカモフラージュしながら、女性らしい印象になりますよ」(MINX青山店 取締役・ディレクター 歳嶋建国さん)。

<スタイリング方法>ポイントは軽やかなツヤとゆるめの外ハネ

「ストレートパーマをかけているので、スタイリングは軽く巻く程度でOK。巻き過ぎは古い印象になるので注意して。40代には必須のツヤもスタイリング剤でプラスしてあげましょう」(歳嶋さん)。

<STEP.1>根元をふんわり乾かす
ドライヤーの風を髪の内側に入れながら乾かし、根元をふんわり立ち上げる。
ドライヤーの風を髪の内側に入れながら乾かし、根元をふんわり立ち上げる。
<STEP.2>毛先をハーフカールして外ハネに
ヘアアイロンで毛先を外巻きにする。半回転程度を意識して、巻き過ぎに注意。
ヘアアイロンで毛先を外巻きにする。半回転程度を意識して、巻き過ぎに注意。
<STEP.3>オイルでツヤとまとまりを出す
軽めのオイルを手のひらにのばし、髪の内側からなじませる。根元から毛先まで指を通してなじませ、ツヤとまとまりを出す。
軽めのオイルを手のひらにのばし、髪の内側からなじませる。根元から毛先まで指を通してなじませ、ツヤとまとまりを出す。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. 根元は熱風でふんわり立ち上げる
  2. 髪は巻き過ぎない
  3. オイルでツヤとまとまりを出す

「40代になると髪が乾燥して毛先がまとまりにくくなるので、オイルなどでの保湿は必須。しかしベタッと重い質感になると老け見えすることに。オイルは軽い質感のものを選び、ツヤとまとまりを足すくらいのイメージで使ってください」(歳嶋さん)。

MINX青山店 取締役・ディレクター 歳嶋建国さん

【大人のミディアムヘア】透け前髪×フェースのラインレイヤーで女性らしさと丸顔カバーを両立!

パーマ×ミディアム「前髪なし」【4選】


【1】縦長シルエットで「丸顔カバー」パーマスタイル

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丸顔の方に多いのが「フェイスラインがたるんだ印象になる」「リフトダウンして見える」というお悩み。

「リフトダウンが気になるという丸顔さんにおすすめなのが縦長シルエットのウルフカット。パーマで毛先に動きをプラスしつつ、長めの前髪をサイドに流すことで横にボリュームゾーンをつくると、輪郭がスッキリとした印象になり、リフトアップ効果が期待できます」(Cocoon 表参道 マネージャー キッカワ ミワさん)。

<スタイリング方法>自然乾燥でパーマをしっかりと出す

「毛束の中間から毛先まで、癖毛っぽい自然な印象になるパーマをかけているので、その部分にまんべんなくムースをなじませてください。あとは自然乾燥させるとパーマがしっかりと出ます」(キッカワさん)。

<STEP.1>トリートメントムースをなじませる
地肌をこすりながらドライヤーをあてると根元がふんわりと立つ。
<STEP.2>弱風で7割まで乾かす
ゴルフボール2個分くらいのムースをまんべんなく全体になじませる。パーマをしっかりと出すために自然乾燥させるのがポイント。
<STEP.3>バームをもみ込む
オイルは1滴ほど手のひらに広げ、髪の表面をにぎるようにしてつける。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. 地肌をこすって根元を起こす
  2. ムースは髪の中間から毛先につける
  3. オイルでツヤとまとまりを出す

「パサつきは老け見えの原因になるので、オイルをつけてツヤやかな印象に仕上げます。オイルには保湿効果もあるため、髪が乾燥しやすい方にもおすすめです」(キッカワさん)。

Cocoon 表参道 マネージャー キッカワ ミワさん

40代に似合う【大人のウルフスタイル】手軽で簡単!リフトアップが叶うパーマスタイル

【2】カットとパーマで「面長カバー」ひし形スタイル

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「年齢を重ねると、フェイスラインのもたつきなどが原因で輪郭が下がるため、以前より顔が間延びした印象になるもの。とくに面長顔さんは、より顔型が強調されるようになります。また髪質の変化により頭頂部から顔まわりの髪がペタッとしやすくなり、それも面長を強調する原因に」(PearL アートディレクター CHIEさん)。

そんな面長感を解消するには、顔まわりに“ひし形フォルム”をつくることがおすすめなのだとか。「輪郭補正には顔まわりのつくり方が重要です。あご下にポイントとなる動きをつくって横幅を出し、サイドから分け目を取ってトップの根元にパーマをプラスすれば、ひし形フォルムが作れます。カットとパーマでひし形になるようにしているので、無理にボリュームを出そうとしなくても好バランスに仕上がりますよ」(CHIEさん)。

<スタイリング方法>パーマスタイル成功のカギは「自然乾燥」!

「今回は、自然と美しいひし形フォルムになるようにカットしているので、7割ほど乾かした後は保湿をしっかりして自然乾燥。触らないのがいちばんなんです!」(CHIEさん)。

<STEP.1>頭頂部の髪を額側から3等分して、カーラーで外巻きにする
パーマのかかっている部分を濡らしたら、トリートメントムースをなじませる。顔まわりもしっかりムースがつくようにオールバックにしながらなじませて。
<STEP.2>頭頂部の髪を額側から3等分して、カーラーで外巻きにする
ドライヤーの弱風を根元に当てて、7割ほど乾かす。
<STEP.3>頭頂部の髪を額側から3等分して、カーラーで外巻きにする
バームを手のひらにのばし、毛先から軽く握るようにもみ込み、自然乾燥して完成。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. パーマがかかっているところは根元からしっかり濡らしてクセをリセット!
  2. 乾かすのは7割! あとは自然乾燥させる
  3. 肩上で跳ねる髪は、あえて気にせず楽しむ

「ドライヤー前のトリートメントムースには、乾燥対策の他、パーマの柔らかい質感を出す効果も。夏は紫外線ダメージでパサつきやすいので、保湿は忘れずに! 髪の潤いは若々しさを演出してくれます」(CHIEさん)。

PearL アートディレクター CHIEさん

面長顔さんに似合う【ミディアムヘア】小顔が叶う!パーマで“ひし形シルエット”を実現

【3】「ベース型」をカバーするラフな質感のセミロング

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「エラ張りさんがセミロングにするなら、輪郭をすべて隠してカバーするのではなく、毛先の動きで輪郭の印象を和らげること。すべて隠してしまうよりも、その人らしさをいかしたスタイルにすることが、今っぽいと思います。

ツヤのなくなってしまった髪は、ルーズなパーマをかけてあげると、いい感じのラフな質感に見せることができます。ダメージを逆手にとることで、ワンランク上の仕上がりに見せられるはず」(GARDEN omotesando マネージャー 高橋俊友さん)。

<スタイリング方法>毛先に潤いを与えつつ、ラフな動きをオン!

「ダメージによるラフな質感はいかしつつキレイに見せるためには、毛先の潤い感が大切です。髪を乾かす前に、オイルをまんべんなくつけて、しっかり保湿してあげましょう」(高橋さん)。

<STEP.1>前髪ともみあげをリバースに巻く

32mmのヘアアイロンで、前髪を外向きにゆるやかに巻く。

32mmのヘアアイロンで、前髪を外向きにゆるやかに巻く。
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く

ベースの毛先を外ハネになるようにワンカール巻く。

ベースの毛先を外ハネになるようにワンカール巻く。
<STEP.3>ヘアバターをもみこむ

手のひらにヘアバターをなじませ、髪全体にもみこむ。

手のひらにヘアバターをなじませ、髪全体にもみこむ。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. スタイリング剤はまんべんなくなじませる
  2. 毛先はくずしてラフに散らす
  3. 乾かす前のオイル、スタイリング後のヘアバターで潤いを

「顔周りの髪は、耳にかけてボリュームを調整して。あご周りに髪をかけすぎないほうが、ナチュラルに輪郭をカバーできますよ」(高橋さん)。

GARDEN omotesando マネージャー 高橋俊友さん

輪郭を隠すのは逆効果!ベース型をカバーするラフな質感のセミロング

【4】レイヤーを入れて「ボリュームアップ」スタイル

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「髪が細って柔らかくなってきたら、デジタルパーマをおすすめします。その上で、頭頂部の根元を立たせるようにドライヤーをあてれば、巻いたりブローをしなくても簡単に根元が立ち上がり、扱いやすい髪になります。全体をボリュームアップするために、デジタルパーマでS字を描くように緩くかけています。ベースにパーマがかかっているだけで、スタイリングの時間が短縮できるので、忙しい女性におすすめです」(Velvet on the Beach マネージャー NOBさん)。

<スタイリング方法>トップは根元、その他の部分は髪の表面にドライヤーをあてる

「トップにドライヤーをあてるときは、一定方向ではなく、色々な方向からドライヤーをあてるのがポイント。その風向きにあわせて地肌を擦る方向も変えて乾かすと、ふんわりと根元が立ち上がります」(NOBさん)。

<STEP.1>あらゆる方向から頭頂部の地肌にドライヤーをあてる

地肌を擦る方向も一定方向ではなく、風向きに合わせてランダムに変えること。

地肌を擦る方向も一定方向ではなく、風向きに合わせてランダムに変えること。
<STEP.2>サイドとバックは髪の表面にドライヤーをあてる

内側から手ぐしで少し毛束を引っ張るようにとかすのがポイント。

内側から手ぐしで少し毛束を引っ張るようにとかすのがポイント。
<スタイリングのコツ3か条>
  1. ボリュームダウンが気になったら、デジタルパーマを緩くかける
  2. 頭頂部はドライヤーをあらゆる方向からかける
  3. サイドとバックはドライヤーを髪の表面にだけかけてツヤを出す

「サイドとバックの髪を乾かすときは、ドライヤーを少し上目からキューティクルの流れに沿わせるとツヤが出やすくなります。手ぐしでとかすときも、少しテンションをかけるのを忘れずに」(NOBさん)。

Velvet on the Beach 店長・NOBさん

Velvet on the Beach 店長 NOBさん

ボリューム不足でも似合う「女っぽミディアムヘア」

この記事の執筆者
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