「御節」ってなんと読む?「おふし」ではなく、みなさんご存じの言葉です!
明日・11月24日は『鰹節(かつおぶし)の日』です。11(いい)24(ふし)の語呂合わせで、「鰹節の使い方、上手なだしの取り方などをもっと多くの人に知ってもらうこと」が目的とされています。この記念日を制定した鰹節メーカー・ヤマキ株式会社では、鰹節の切り削り実演販売やだしの取り方教室などを企画しているそう。おだしでお料理の出来栄えは大きく変わりますので、この機に改めて勉強してみたり、さまざまな混合だしのお味を、ご自宅で試してみるのも楽しそうですね。
本日は「節」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「御節」ってなんと読む?
「御節」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「年中行事の行われる日。また、その日につくるごちそうや、おそなえなどの料理。そうした料理をふるまうこと」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「もう、御節の予約はなさった?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御節(おせち)です。
現在、この言葉の最もポピュラーな使用例は、お正月用の料理=「御節(おせち)」でしょう。現在では、「おせち料理」の略語的に使われるのが一般的な「御節(おせち)」という言葉、もともとは「正月や五節句などの節日(せちび)」全般を指す言葉で、そこから転じて「その日にふるまわれるごちそう」なども指すようになりました。みなさまのお宅では、「御節(おせち)」は、こしらえる派でしょうか?名店などからお取り寄せ派でしょうか?
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「竹節虫」ってなんと読む?
「竹節虫」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:竹の枝に似た昆虫の名前です。腹部に七つの節がある虫で、小枝に擬態します。
<使用例>
「あら、小枝かと思ったら、竹節虫だったわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 竹節虫(ななふし)です。
「竹節虫(ななふし)」は、ナナフシ目ナナフシ科に属する昆虫の名称です。この虫の身体的特徴を表現した熟字訓(じゅくじくん=漢字単体ではなく、熟語の状態であてられら読み仮名)です。
***
本日は、11月24日『鰹節の日』にちなんで、「節」という字の入った日本語から、
・御節(おせち)
・竹節虫(ななふし)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱