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五番町の場所は?「最寄り駅」と「地図」
千代田区番町は一番町から六番町までありますが、今回は五番町をご紹介。五番町はJR四ツ谷駅と市ケ谷駅の線路沿いにあり、西側には防衛省、東側には皇居という立地です。治安的にも抜群の安心感がありますね。
五番町の「最寄り駅」
五番町は四ツ谷駅から市ケ谷駅まで線路沿いに細長い街なため、最寄り駅は当然ながら市ケ谷や四ツ谷駅になります。市ケ谷駅には、JR総武線、東京メトロ有楽町線や南北線、都営地下鉄新宿線が通っていてアクセスは抜群。東京メトロ半蔵門線の通る半蔵門駅も徒歩圏内です。東京の中心地なので、都内のどこに行くにも便利です。
五番町の「地図」
五番町の「歴史」と「由来」
五番町の「歴史」
江戸城には、西側の谷筋を利用して外堀が築かれていました。その水堀沿いにあたるのが現在の五番町です。JR市ケ谷駅あたりには、江戸城の門のひとつ「市ケ谷見附門(市ケ谷御門)」がありました。
上の錦絵は、現在の千代田区側から新宿区側、当時の市谷御門から眺めた市谷亀岡八幡宮が描かれています。江戸城と江戸城の守神であった市谷八幡宮(市谷亀岡八幡宮)とは、外堀を隔ててこの門で通じていたようです。 市谷八幡宮は、太田道灌が江戸城築城の際、鎌倉の鶴岡八幡宮を番町に勧請して亀岡八幡宮として創建したものが、市ケ谷に移されて改称したもの。 手前には人で賑わう門前町が。左奥に見えるのが、現在は防衛省がある尾張藩徳川家の上屋敷です。当時から賑わいのある城下町だったことがわかります。
五番町の「由来」
江戸城に入った徳川家康は、江戸城防衛の要所であったこの一帯に、城の守りを固めるために「大番組」と呼ばれる警備役の旗本を住まわせました。ここから、「番町」という地名が生まれたといいます。明治時代に今の五番町辺りに付けられた町名は土手三番町で、五番町と改称されたのは昭和13年(1938年)のこと。
五番町の「魅力」
■1: 東京の真ん中に位置しながら、緑の多いエリアです
五番町周辺は、外濠公園や靖国神社など、自然豊かなスポットに恵まれています。外堀通り沿いは桜の名所として知られていますが、それは江戸時代も同じようで市ケ谷御門は「桜の御門」とも呼ばれていたようです。
■2: アクセスが抜群にいい
「市ケ谷駅」は、JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営地下鉄新宿線の4路線が乗り入れている便利な駅。市ケ谷駅から新宿駅までは6分、東京駅までは15分程度です。東京のど真ん中にある立地なので、タクシー移動も便利なエリア。
■3: スーパーマーケットやレストランも多数
市ケ谷駅前には、24時間営業の「マルエツ市ケ谷見附店」があります。そのほか、高級スーパーの「成城石井」や自然食品を取り扱う「自然食品F&F 市ケ谷店」なども。駅前で生活必需品が揃うのも魅力です。また、日本テレビ通り沿いには、レストランが立ち並びます。オフィス街なので、ランチ営業をしていて手軽に食べられるお店が多いのも魅力的です。また、電車で6分ほどの新宿駅に行けば、新宿高島屋や伊勢丹新宿店、京王百貨店など百貨店が勢揃い。買い物に困ることはなさそうです。
千代田区五番町は市ケ谷駅に近く、どこに行くにもアクセスが抜群によいのが嬉しい街。また、スーパーマーケットなども揃い、生活もしやすいエリアです。オフィス街としても賑わいのある街ですが、江戸時代から続いている歴史のある場所だからか、街全体の雰囲気が落ち着いていて過ごしやすく、治安もよいのも利点でしょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- AC,柳堀栄子
- WRITING :
- 柳堀栄子