「御内儀」ってなんと読む?「おないぎ」?「ごないぎ」?
明日・12月11日は『胃腸の日』です。「1211(胃にいい)」の語呂合わせで、薬局やドラッグストアで販売されている一般医薬品の関連団体が制定した記念日で、「この1年間を振り返ったとき、大切な胃腸に負担をかけてきたことを思い、胃腸へのいたわりの気持ちをもってもらいたい」という願いが込められています。また、この日を中心に、胃腸薬の正しい使い方や胃腸の健康管理の大切さなどをアピールする…という目的もあるそう。年末の繁忙期と、クリスマスや忘年会など、ごちそうをいただく機会が重なるこの時期、ご自身の胃腸に負担をかけすぎないよう、みなさま、ご自愛くださいね。
ということで本日は「内臓」の「内」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「御内」ってなんと読む?
「御内」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:手紙のあて名の下に書き添える言葉です。
<使用例>
「このリストに送る年賀状は、あて名を『個人名+様』ではなく『苗字+家+御内』としてください」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御内(おんうち)です。
手紙のあて名の下につける言葉で「御中(おんちゅう)」は、団体、組織に属する人全体に敬意を表す言葉ですね。「御内(おんうち)」は、あて先の「家族全体」または「相手の妻」に敬意を表す言葉です。拝受した郵便物を読み上げる際には「御内(おんうち)」と読むのが正解です。これとは別に、「御内」という表記には「みうち」「ごない」「おうち」など読み仮名3文字の熟語もあり、それぞれ、読みで意味も異なります。年賀状シーズン直前ですので、手紙の宛名についている場合は「御内(おんうち)」と読むことをしっかりおさらいしておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「御内儀」ってなんと読む?
「御内儀」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「貴他人の妻を敬っていう言葉」です。
<使用例>
「こちらの御内儀の料理の腕はプロ級、と評判なんですよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御内儀(おないぎ/ごないぎ)です。
近世の慣習として、町屋の妻に対しては「おないぎ」、貴人の妻を「ごないぎ」を使う傾向もあるようですが、明らかな区別が決まっているわけではありません。
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本日は、12月11日『胃腸の日』にちなんで、「内」という字の入った日本語から、
・御内(おんうち)
・御内儀(おないぎ/ごないぎ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱