「発頭人」ってなんと読む?「はっとうじん」ではありませんよ!
明日・12月20日は、国連が制定している国際デーのひとつ『International Human Solidarity Day (人間の連帯国際デー)』です。これは貧困撲滅などを目指し、世界中が団結することの重要性を提唱する記念日で、国連は「文化間を超えた連帯」「分かち合いの精神」などを具体的に啓蒙する活動を行っています。「世界の問題」というととても広く感じますが、フェアトレード製品を積極的に購入するなど、身近なところで協力するのも、とても意義のあることだと思います。
ということで、本日は「人」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「発頭人」ってなんと読む?
「発頭人」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「先に立って物事をくわだてた人。張本人。首謀者」という意味の言葉です。
<使用例>
「サプライズ企画にしようと言った発頭人は私です」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 発頭人(ほっとうにん)です。
「発頭人(ほっとうにん)」は、主に「好ましくないくわだて」の首謀者を意味します。単純に「企画を始めた人」を表現する場合の「発起人(ほっきにん)」と区別して覚えておきましょう。「発」という字のつく熟語では「発揮(はっき)」「発起(ほっき)」のように、言葉によって「はつ」「ほつ」の読み方の違いがまぎらわしいので、お間違えのないように。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「寿老人」ってなんと読む?
「寿老人」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「七福神のひとりで、長寿を授ける神」のことです。
<使用例>
「ここが寿老人をまつっているということは、近くに、ほかの七福神がまつられた神社もあるんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 寿老人(じゅろうじん) です。
「七福神」の中で、「巻物のついた杖をたずさえ、鹿を連れた小柄な老人」の神様が「寿老人(じゅろうじん)」です。年末年始は神社に参拝したり、お守りなどをいただく機会も多いでしょう。有名な神様のお名前は正確に読めるようにしておきたいですね。
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本日は、12月20日、『International Human Solidarity Day (人間の連帯国際デー)』にちなんで、「人」という字の入った日本語から、
・発頭人(ほっとうにん)
・寿老人(じゅろうじん)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:国際連合広報センターウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱