目にした瞬間からときめき、その小さな佳味を口にすればたちまち至福が訪れる…そんなショコラのおいしさをよりふくらませてくれるのがお酒。

雑誌『Precious』2月号では、「ショコラとお酒、魅惑のマリアージュ」と題して、定番からこの時期だけの限定チョコまで、美しいショコラととっておきのお酒のペアリングを提案しています。

今回は、フルーツやスパイスを使ったチョコレート菓子×日本酒のペアリングをご紹介します。

フルーツやスパイスを使ったチョコレート菓子×日本酒

日本酒の芳醇な香りや甘さは、チョコレートの甘さとも絶妙に合う。むしろ、カカオが多すぎないケーキなどのチョコレートスイーツとは相性がいい。

ショコラとお酒は「甘口×甘口」が合う法則から、日本酒も甘みやうま味を感じられるものを合わせて。ぬる燗にすれば、口中で程よく溶けたチョコがさらにとろけ、お互いの品のよい甘さをより堪能できる。

■1:【ホテルショップ『ガルガンチュワ』】「ミルフィーユ ミュール」

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ミルフィーユ ミュール ¥1,800(ホテルショップ「ガルガンチュワ」)

ブラックベリーとチョコクリーム。甘さを抑えたモダンなミルフィーユ

帝国ホテル 東京のパティスリーの新作は、ブラックべリーのコンフィチュールをチョコレートクリーム、カカオビスキュイ、パイ生地で包んだ粋なミルフィーユ。パイ生地は手折りで数百層重ね、ザクザクとした食感も後を引く。2月1日〜28日まで販売。

■2:【シヅカ洋菓子店『チョコレートサンドビスケット』】「ミルクチョコレートサンドビスケット」

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チョコレートサンドビスケット・ミルクチョコレートサンドビスケット 各¥324(シヅカ洋菓子店 三田本店)

優しく懐かしい甘さとほろ苦さ。食べる人にも環境にも優しい

カカオビスケットでドミニカ産オーガニックカカオのビターチョコを、全粒粉ビスケットで甘いミルクチョコをサンド。材料は環境に負荷の少ない方法で栽培・収穫された国産素材が中心。

■3:サチタカギ 「ライチ」

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ライチ ¥3,456(サチタカギ)

プランツベースの華やかなチョコ。食感も後味もふわりと軽やか

ライチピューレを閉じ込めたアイシングのエキゾチックな香り、自家製ビーン・トゥ・バーのチョコを使用した生チョコの軽やかなコク。植物成分だけでラグジュアリーな味わいを実現。バラの見た目も麗しい。

【日本酒ペアリング】

■1:松瀬酒造|松の司 生酛純米酒

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松の司 生酛純米酒 1.8L ¥2,970(松瀬酒造)

滋賀県の酒蔵の生酛仕込みの純米酒。深いうま味とコク、程よい酸味で飲み飽きない。生酛造りの複雑味やうま味がチョコやビスケットの塩味となじむ。ぬる燗でチョコの口どけを楽しみたい。

■2:桝田酒造店|満寿泉 貴醸酒

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満寿泉 貴醸酒 500ml ¥3,300(桝田酒造店)

仕込み水に水と日本酒を用いた貴醸酒。貴腐ワインのようなとろりとした甘さと複雑味のある贅沢な味わいは、チョコ菓子やクッキーの香ばしさによく合う。冷やして合わせたい。

商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
神林 環
STYLIST :
西㟢弥沙
EDIT&WRITING :
松田亜子、安村 徹(Precious)
お酒の監修 :
杉山明日香