明日・3月22日は『面発光レーザーの日』です。「面発光レーザー?専門的な言葉?」と敬遠するのはもったいない言葉です。というのも、「面発光レーザー」は、コンピューター関連のさまざまな技術に応用されている、日本発の技術なのです。1977(昭和52)年3月22日、東京工業大学の研究者、伊賀健一氏が、基盤と垂直にレーザービームを放射する半導体レーザー…「面発光レーザー」を発案し、この技術はその後、LANやコンピューターマウス、レーザープリンター、顔認証などに応用されております。こんにち世界中で、また、みなさまも日常的に使用している画期的な技術に、日本の研究者が寄与している、というのは、とても誇らしく嬉しいですね。
ということで本日は「面」「光」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「面持」ってなんと読む?
「面持」という日本語の正しい読み方をお答え下さい。
ヒント:「ある感情のあらわれている顔つき。表情」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼女、ずいぶん深刻な面持に見えたけれど、何かあったのかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 面持(おももち) です。
「面」という字、「おもて」「おも」とも読みますね。「面持(おももち)」は、「表情」と同義語です。すべて訓読みの言い回しで、「表情」と表現するより、日本語的な奥深いニュアンスが出る言葉ですね。TPOに合わせて使い分けたい表現です。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「光毒性」ってなんと読む?
「光毒性」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「紫外線などの光を受けることによって生じる毒性」という意味の言葉です。
<使用例>
「柑橘類には、光毒性を持つものがあるから、日差しの強い日の朝にいただくのは避けたほうがいいんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 光毒性(ひかりどくせい) です。
「光毒性(ひかりどくせい)」という言葉、美容の観点からも注目されている言葉ですが、ご存じでしたか? 「光毒性(ひかりどくせい)」は、おもに「通常は人体に無害な物質が、光化学反応を起こして炎症を引き起こす毒性」を言います。レモンやグレープフルーツなどに比較的多く含まれるソラレンという物質に「光毒性(ひかりどくせい)」があり、紫外線の感受性を高める…と言われております。そのため、例文のように「紫外線の強い日は、外出前にレモンやグレープフルーツを食べないほうが良い」という通説も出たようです。柑橘類の多くにソラレンが含まれていることは事実ですが、人体・皮膚に「光毒性(ひかりどくせい)」の影響が出るほどの量は、レモンなら可食部30kg、グレープフルーツジュースなら1L以上、と言われますので、常識の範囲の量をいただく程度なら問題ないでしょう。
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本日は、3月22日、『面発光レーザーの日』のトリビアと、「面」「光」という字の入った日本語から、
・面持(おももち)
・光毒性(ひかりどくせい)
の読み方をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『@DIME』ウェブサイト(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱