え? これが「ロレックス」!? まるでポップアートのようなカラフルなダイヤルに驚かれている方も多いでしょう。しかし正真正銘「ロレックス」の永世名品、“オイスター パーペチュアル”の最新作です!
5色のドットが戯れるダイヤルはまるでモダンアート!
ベースのターコイズブルーに加え、キャンディピンク、イエロー、コーラルレッド、グリーンの5色のドットが描かれたこの新デザインのダイヤル。下部は大小さまざまな大きさのバルーンがおしくらまんじゅうのようにひしめき合い、上部はそこから浮かんでいったかのようにランダムに漂っているような、なんとも愛らしく突き抜けた個性を発揮しています。
この鮮やかな5つの色使い ── 「ロレックス」、あるいは時計好きな方なら、2020年に登場した5色展開のカラーダイヤルと同じということに気付くはずです。これまでもさまざまな色や素材のダイヤルを採用してきた“オイスター パーペチュアル”ですが、これほどまでに鮮やかな色彩の5色を一度にリリースしたことはおそらくなかったため、多いに注目を集めました。
実は私もターコイズブルーのモデルには非常に惹かれ真剣に入手したいと画策しましたが、欲しいと思っても、それこそ「時計の神様」が微笑んでくれないと手に入らないことがほとんどというのが現在の「ロレックス」。そうこうしているうちにこれらのダイヤルの一部は非情にもあっさりとディスコンになって、伝説のカラフルダイヤルとなったのでした。
2020年に誕生した5本のカラフルダイヤルは、この「セレブレーションモチーフダイヤル」を描くパレットだったのかもしれません。
大人の女性だから似合うポップ&キュートな新ダイヤルは3サイズで展開!
「セレブレーションモチーフダイヤル」をまとった“オイスター パーペチュアル”は、今回、31mm、36mm、41mm径の3つのサイズで展開されています。
このポップでカラフルな新ダイヤル、もしかしたら「ただ単に色を塗っただけ」の、そう難しくないものと捉えている人もいるのではないでしょうか。しかし、そこは“時計界の絶対王者”たる「ロレックス」。その製作には高い芸術性はもちろん、卓越した技術力を要します。ダイヤルの装飾は、埃の混入を防ぐために厳重に管理された環境で行われ、鮮やかな色彩を生み出すためにすべての工程で求められる最高レベルの精度をクリア。そうしてこの類い稀な新ダイヤルが実現したのです!
高品質な機械式ムーブメントを守る堅牢な「オイスターケース」に象徴される、一切の妥協なきウォッチメイキング。その一方で今回のような冒険を仕掛けてくる、突き抜けたレベルの“遊び心”── 「セレブレーションモチーフダイヤル」は間違いなく世界で争奪戦が繰り広げられることでしょう。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト