明日、3月28日『シルクロードの日』と呼ばれています。これは、1900(明治33)年のこの日、スウェーデンの探検家で地理学者のスウェン・ヘディンが、シルクロードの古代都市・楼蘭(ろうらん)の遺跡を発見したことに由来します。「シルクロード」という言葉は、ヘディンが師事したドイツの地理学者リヒトホーフェンによるもので、この言葉をヘディンが旅行記の書名に使用したことかあ有名になった…と言われております。シルクロードといえば交易路。ということで、本日は「易」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「易易」ってなんと読む?

以下の例文の中の「易易」という熟語を、文脈に合った正しい読み方で読んでください。

<例文>

「ここまで易易とコトが運ぶなんて、ラッキーだったわね」

読み仮名4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 易易(やすやす) です。

正解できましたか?
正解できましたか?

「易易(やすやす)」は、「簡単にコトを行うさま。まや、容易に事態が進展するさま。たやすく」という意味の言葉です。「易」という字、「交易路(こうえきろ)」の「易(エキ)」のほか、「難易度が低いこと」を意味する「易い(やすい)」という読み方もございます。「易易(やすやす)」は、これを重ねた読み方です。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「易易」の、別の読み方は?

以下の例文の中の「易易」という熟語を、文脈に合った正しい読み方で読んでください。

<例文>

「この程度のお手伝いなら、易易たるものです」

読み仮名2文字です。
かな2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 易易(いい)です。

「易」という字、「難易度」のように「易(い)」という読み方がございますね。

「易易(いい)」「たやすいさま」を意味する言葉です。例文のように「易易(いい)たるもの」や「易易(いい)たる事」と、後に「たる」をつける言い方は、この言葉の慣用的な使い方になります。

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本日は、3月28日『シルクロードの日』にちなんで、「交易路」の「易」という字の入った日本語から、

・易易(やすやす)

・易易(いい)

の読み方、使い方などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/東京新聞TOKYO Webウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱