エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。対してメーガン妃は、ミニマルで程よくトレンドを取り入れた、モードなコーディネートが支持されています。

今回は「グリーン」のコーディネートにフォーカス。3月17日のセントパトリックスデーパレードでキャサリン皇太子妃が披露した装いなど、みずみずしい若葉のような色から癒しをくれる深いトーンまで、色彩豊かな着こなしをチェックしていきましょう。

キャサリン皇太子妃は…はっと目を引くカラーをミディ丈で優美に着こなして

■1:新大佐としての存在感光る!ブルーグリーンワントーン

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ハットからパンプスまで、お揃いの色味で統一しノーブルに。

2023年3月17日、オールダーショットで開催されたセントパトリックスデーパレードに出席。ブルーがかったグリーンが美しい、ミリタリー風デザインのコートはロンドン発ブランドのものと思われます。ボタンの配置が近衛兵・アイリッシュ・ガーズ連隊のユニフォームとリンクするデザイン。最近、大佐の地位をウィリアム皇太子から引き継いだ皇太子妃。今までのグリーンとは違う、特別な色味を選んだところにも強い意志を感じます。

■2:ホットなカリブ海の気候に清々しく映えるミントグリーン

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白のパンプスで軽快に仕上げて。

2022年3月25日、バハマのナッソーで開催されたカーニバルに参加。故エリザベス女王に代わって、プラチナジュビリーの機会にベリーズ、ジャマイカなどを訪れた8日間ツアーの一環で、ロンドンを拠点とするブランドのミントグリーンのワンピースを着用しました。シフォン生地を使用したミディ丈の一着は、ふんわりプリーツのAラインスカート。Vネックにくるみボタン、ウエストバンドが特徴です。バハマ出身のジュエリー デザイナー、ナディア・キャンベルによるゴールドのイヤリングで、顔まわりに華やかな輝きをプラスしています。

■3:エメラルドグリーンに女王のブローチで品格を添えて

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低い位置にまとめたヘアがエレガントなムードをアップ。

2022年3月24日、同じくカリブ海ツアーの一環で訪れたジャマイカの空港にて。愛用のロンドンブランドによるワンピースはエメラルドグリーンのクレープ生地を使用し、しわ加工が施されています。キャップスリーブとボリュームあるプリーツスカートがフェミニンなムード。パンプスはベージュを選んでワンピースを引き立てて。2002年、ゴールデンジュビリーの際に故エリザベス女王へジャマイカから贈られた、ハチドリのブローチを左胸にあしらい、品格のアクセントをプラスしています。

メーガン妃は…王道トーンにモダンなエッセンスを効かせて

■4:風になびくケープがヴィヴィッドグリーンのグラマラスなムードをアップ

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足元はなじみカラーのベージュで引き算してスッキリと。

ロンドン・ウェストミンスター寺院で開催されやコモンウェルスデーの礼拝に出席。英国人デザイナーによる特注のケープ風ワンピースを着用しています。ソリッドなカラーで色の鮮やかさを堪能。歩くたびに揺れるケープのドレープにリュクス感が漂います。ハット&バッグもグリーンをセレクト。サテン地のバッグは素材&色違いを所有し、愛用しているお気に入りです。クチュール感あるコロンとしたフォルムがモードな雰囲気を高めています。

■5:ダークグリーンで統一してキチンと感&こなれた雰囲気を両立

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アップヘアにスタッズのイヤリング、のミニマルさにワンランク上の洗練が光ります。

アイルランドのダブリン空港でキャッチされた際は、ダークグリーンの五分袖ニットとペンシルスカーの装いで。ニットもスカートもボディにフィットするシルエットながら、深い色味がスッキリ見えを叶え、知的な印象を高めています。上下で色を合わせているので、ニットでもフォーマルなムード。バッグはブラウンを選び、ドライな配色が洒落感を高めています。

■6:シックなグリーン&ジャケットで大人にふさわしい甘さに調整

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チェーンバッグで都会的なムードに。

ロンドンのオーストラリアハウスで行われたレセプションに出席。ロンドンブランドのグリーンの花柄ワンピースに、黒のジャケット&パンプスのスタイルです。クレープ素材のワンピースはキャミソールのような上半身のデザインにプリーツとフリル、繊細なオープンワークのディテールが効いたロマンティックなデザイン。ジャケットを羽織ることでガラッとイメージをクラシックにチェンジしています。


キャサリン皇太子妃とメーガン妃の「グリーン」の装いをご紹介しました。フェミニン過ぎず、ノーブルかつエレガントに仕上がるグリーンはロイヤルファッションに欠かせないカラー。明るい春の日差しに映えるので、今こそぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子