同じアイテムを何年も愛用、多彩な装いにリピートする着回し術でもおしゃれのインスピレーションをくれるイギリス・キャサリン皇太子妃。今回は同じスタイルを8色所有しているというイタリアンメイドのパンプスから、2015年以降30回ほど着用しているブラックにフォーカス。10.5cmヒールでスエード素材、どんな服にもマッチしキリッと切れ味を添えてくれる一足を履き回した、5ルックをチェックしていきましょう。

■1:ミニマルな足元でメリハリ配色の端正さを際立たせて

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オークの葉をモチーフにしたイヤリングで輝きを添えています。

2023年3月21日、ロンドンで開催された幼児向けの新しいビジネスタスクフォースの会議に出席。クリームカラーのジャケット&ニット、黒パンツ、という控えめがらも洗練された装いが、お仕事モードな雰囲気を醸しています。

■2:端正シックなデザインに格別の品格漂うブラックフォーマル

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2022年9月8日にバルモラル城で亡くなったエリザベス2世へ寄せられた追悼の花を見に。

2022年9月15日、ウィリアム皇太子と共にサンドリンガムでエリザベス2世に寄せられた献花を見学。黒のストッキングに愛用ブラックパンプスを合わせて。透け素材のプリーツスカートで女らしいワンピースに、ポインテッドトゥとスティレットの組み合わせが辛口なスパイスを加えて、切れ味のいいブラックスタイルを完成。

■3:フィット&フレアなフォルムのフェミニンさを後押し

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ツイードのヘッドピースはバックが黒サテンのリボンになっています。

2022年4月25日、ロンドン・ウェストミンスター寺院で行われたアンザックデー(戦争に参加した全オーストラリア兵のための記念日)の追悼式と感謝祭を終えて出発する際の一枚です。アイボリーのコートは愛用のイギリス人デザイナーによるオーダーメイド。ウエストは絞られ、オーバーサイズな襟が特徴です。高めのスティレットヒールで清楚なルックにエレガンスをプラス。

■4:大人かわいいスタイルをスパイシーな足元でモダンにエレベート

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シャーロット王女と手を繋いで。

2022年3月29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたエジンバラ公の追悼式に出席。イギリス発ブランドのポルカドットミディ丈ワンピースを着用しています。パフスリーブにドロップウエストでややレトロなデザインを、シャープなパンプスが洗練された雰囲気に仕上げています。

■5:美脚デザインでロング&リーンなシルエットを際立たせて

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ロンドンベースのデザイナーによるフープイヤリングで顔まわりに輝きを。

2022年12月2日、ケンブリッジのハーバード大学を訪問。ニュージーランド出身のデザイナーによる長袖ワンピースは黒と青の千鳥格子のプリントで、細いベルトが付いています。エレガントでスリムなヒールとポインテッドトゥで美脚を演出し、Iラインの装いをさらにスタイルアップしています。


キャサリン皇太子妃のブラックパンプススタイルをご紹介しました。長年愛用している一足は、大人の余裕を醸す洗練シルエット。しかもブラックの色味なら活躍度抜群なので、ぜひこの春こそエレガントに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子