「鬣」ってなんと読む?みなさまご存じの「毛」です!
明日・4月19日は『飼育の日』です。4(し)1(い)9(く)の語呂合わせですね。「飼育係をはじめとして動物園、水族館で働く人のさまざまな仕事を紹介し、その仕事への理解を深めてもらうとともに、施設への関心を高めてもらうこと」が目的とされています。全国の動物園や水族館で、この日にちなんだイベントが開催される例も多いようですから、ぜひ、ウェブサイト等をチェックしてみましょう。ゴールデンウィークの訪問先に動物園や水族館を予定している方は、予習をしておくのの良さそうですね。
本日は「動物」にまつわる日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鬣」ってなんと読む?
「鬣」の、1文字で日本ととして成立する正しい読み方をお答えください。
ヒント:動物の一種に生えいます。
<使用例>
「ライオンをモチーフにしたグッズって、鬣の生えたオスのものがほとんどじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鬣(たてがみ)です。
「鬣(たてがみ)」のある動物というと、馬やシマウマ、ライオンやチーターなど、一部ではありますが、特徴的な毛なので、良く知られている言葉ですね。「鬣(たてがみ)」がある理由には諸説あるものの、主に「首部分を直射日光から守る」という役割や、オスのライオンにおいては「戦う時に首を守るため」「体を大きく見せ威嚇するため」などの役割がある、と言われています。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「躾」ってなんと読む?
「躾」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:動物に対しては、ペットとして人間とともに生活する際に必要なことです。人間に関しては、どんな人にも必要です。
<使用例>
「ペットの躾が悪いのは、動物のせいではなく、飼い主のせいよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 躾(しつけ)です。
「躾(しつけ)」は、「礼儀作法を、身に着くように教え込むこと。またはその礼儀作法」を意味する言葉です。先に「礼儀作法を教えこむこと」を意味する動詞「仕付ける(しつける)」があり、これが名詞化してできた言葉が「しつけ」です。国字でもある「躾」、「しつけ」という言葉にこの字をあてた、日本的な精神を感じることのできる、興味深い字ですね。国字ですので、読み方は訓読みの「しつけ」のみで、音読みはございません。
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本日は、4日19日『飼育の日』にちなんで、「動物」に関連する日本語から、
・鬣(たてがみ)
・躾(しつけ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/多摩動物公園ウェブサイト/福岡市動物園ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱