イギリス・チャールズ3世とカミラ王妃の戴冠式が2023年5月6日にロンドン・ウエストミンスター寺院にて執り行われました。エリザベス2世以来、70年ぶりとなった式典。この歴史的瞬間にカミラ王妃、キャサリン皇太子妃らイギリス王室メンバー、そして紀子さまをはじめゲストたちは何を纏ったのか。晴れやかな装いをチェックしていきましょう。
■1:キャサリン皇太子妃は…イヤリングにダイアナ妃へ敬意を込めて
最愛のイギリスブランドによる刺繍の美しいアイボリーのシルククレープドレスに、緋色の縁取りが施されたディープブルーのロイヤル・ビクトリアン・オーダー・マントを纏って。クリスタルとシルバーのローレルモチーフのヘッドピースをセレクト。ドレスと同じブランドのコラボレーション作品です。耳元にダイアナ妃が所有していたパールとダイヤモンドのイヤリングを着用し、この場にいることが叶わなかった今は亡きウィリアム皇太子の母へ、オマージュを捧げています。
■2:カミラ王妃は…イギリスの自然への愛を表現!見事な刺繍で堂々たる姿を披露
夫のチャールズ3世と共に女王に戴冠。この記念すべき日に、ダイアナ妃が愛したイギリス人デザイナーによるカスタムメイドのシルクドレスを着用しました。美しい光沢を放つアイボリーのドレスは、シルバーとゴールドのカラーパレットでデイジー、勿忘草、スカーレット・ピンパーネルなどのワイルドフラワーが刺繍され、王妃とチャールズ3世が共有するイギリスの田園地帯への愛を表現。袖口には、バラ、アザミ、水仙、シャムロックのイギリスを構成する4つの国を象徴する花があしらわれ、それぞれ意味ある刺繍が施されています。
■3:秋篠宮妃紀子さまは…ペールピンクの美しい和服姿で登場
■4:アン王女は…国際連隊の大佐らしく君主の身を守る重厚な軍服姿で
■5:ピッパ・ミドルトンは…なめらかなラペルが洗練を高めるレモンイエローのコートドレス
■6:ブリジット・マクロン、フランス大統領夫人は…帽子なしで自分らしく!パステルピンクの最愛ワントーン
■7:ジル・バイデン、アメリカ大統領夫人は…ブルーが鮮やか!アメリカンブランドのスカートスーツ
■8:オレナ・ゼレンスカ、ウクライナ大統領夫人は…優しげアイシーカラーのワンピース&コートのアンサンブル
■9:スペイン・レティシア王妃は…ピンクのスカートスーツにラフィアハットで可憐に輝いて
■10:ケイティ・ペリーは…ラベンダーのコルセットルックでパンクの女王へオマージュを
イギリス国王戴冠式でのロイヤルメンバーやゲストたちの装いの一部をピックアップし、ご覧いただきました。100年ぶりとなる土曜日に開催された戴冠式は、伝統から脱却し多様性に満ちた演出も話題に。
それに伴い、華麗なティアラを選ばなかったキャサリン皇太子妃をはじめ、ゲストたちのファッションもミニマルで、現代的なものに。また、カミラ王妃や皇太子妃の装いに、ダイアナ妃の面影をさりげなく感じさせた点が印象的。妃のメモリーを大切に尊重する想いが込められた装いに脱帽ですね!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子