伊豆と箱根の中間に位置する十国峠山頂エリアに2023年4月にオープンしたばかりの「THE GLAMPING 箱根十国峠」。大自然の中でのBBQだけでなく、サウナも利用できる1泊2日で手軽にリフレッシュしたい人にうってつけの天空の展望グランピング施設です。その魅力を4つに分けてお届けします。
■1:周囲360度に十国五島の景色が広がる、将軍も愛したロケーション
周囲360度に伊豆、駿河、甲斐、相模、武蔵、安房など十国五島の景色が広がる景勝地であることから、その名をつけられたという十国峠。平安時代から信仰されている、伊豆山権現と箱根権現を結ぶ道の要所でもあり、詩歌を愛した鎌倉幕府3代将軍・源実朝も度々この地訪れ、その絶景の素晴らしさを詠んだ歌が残っている歴史的にも意義深い土地です。
「THE GLAMPING 箱根十国峠」へは、十国峠の山麓から出ている十国峠パノラマケーブルカーに3分ほど乗車し、標高約770mの山頂へ。
![旅行_1,国内旅行_1,静岡_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/2/720mw/img_82d3cfbf16ddd318a255d5f621f4a552820719.jpg)
周囲に遮るものが何もない、本当に山頂にある「THE GLAMPING 箱根十国峠」。風景を眺める際に邪魔なものがないため、富士山がこんなに間近にくっきりと見えます。
![旅行_2,国内旅行_2,静岡_2](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/720mw/img_cb14e003809292fbd93653c856cb80f1481683.jpg)
空気が新鮮! 思いっきり深呼吸すれば、清々しさで体の中が満たされます。ヴィラに向かう前に360度パノラマを眺めながら、周辺を散歩するのもおすすめ。十国峠山頂には本格的なハイキングコースがいくつかありますが、春はツツジ、秋は紅葉に染められる山頂周辺を散歩するだけでもリフレッシュできます。
![旅行_3,国内旅行_3](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/720mw/img_6d70a9205ac2d81ac1aa6f3985fee338335369.jpg)
取材したのは5月中旬。朝はアラームの代わりに、ウグイスのさえずりで目覚めます。こんな贅沢な朝は、まず都会では迎えられません。大自然に包まれた「THE GLAMPING 箱根十国峠」だからこその醍醐味と言えるでしょう。
■2:厳選食材を焼くだけでOK!初心者でも手軽にBBQが楽しめる
ヴィラには約22〜28㎡(ヴィラの種類によって広さが異なります)のデッキが完備され、夕食と朝食のBBQはこちらでいただきます。
![旅行_4,国内旅行_4,静岡_3](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/720mw/img_09682e112450f23f0a5688d68b8c71ab379746.jpg)
夕食のBBQコースは、十国峠の由来にもなった見渡せる10の国にちなみ、静岡や神奈川、山梨をはじめ、長野、東京、千葉、埼玉から食材を厳選。「武蔵国(埼玉県)産 麦豚のフラワー鍋」「駿河国(静岡県)産 静岡そだち サーロインステーキ」「活アワビと相模国(神奈川県)産サザエのロースト」と、山の幸も海の幸も盛りだくさんです。
![旅行_5,国内旅行_5,静岡_4](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/720mw/img_ad78e32b9b8cb77e42f8760f0fc8ed5e463125.jpg)
食材は火にかけるだけで完成する状態で届けてくれるので、下ごしらえをすることなく気軽にBBQが楽しめます。調理に使用するのはガスグリル。ライターなどで着火する手間がなく安心なため、のんびり前菜とワインなどでアペリティフを楽しみながら、焼き上がるのを待ちます。
ヴィラにはIHコンロを備えたミニキッチンやフライパンをはじめとする調理器具が用意されているので、悪天候の日などは室内での調理も可能です。
![旅行_6,国内旅行_6,静岡_5](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/720mw/img_07e796afc2721dabd6ca30d162a11771440272.jpg)
ジューシーなサーロインステーキは赤ワイン、出汁の味がしっかりと感じられる麦豚のフラワー鍋は白ワインに合い、お酒も進みます。
食材が届けられるのは夕食17時頃、朝食8時頃。旅館やホテルのように厳密に食事の時間が決められておらず、好きなタイミングで焼いて食べられるのも嬉しいポイントです。
![旅行_7,国内旅行_7,静岡_6](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/720mw/img_2c0e4c200e19cc6fff8cdc51b18a9d0d382321.jpg)
山頂だけあって春〜初夏でも夜は冷えますが、デッキには通年薪ストーブが用意されているので、こちらで暖を取ることもできます。濃紺の空と火の爆ぜる音に、俄然キャンプ気分が高まりました。
また、デッキには開閉式のタープが備えられ、満点の星空浴を楽しみたいなら全開に。雨が降ったとしてもタープがあるので濡れる心配がありません。
■3:まさか山頂で!? フィンランド式サウナで整いリフレッシュ
「THE GLAMPING 箱根十国峠」の特長として、サウナが付いたタイプの異なるヴィラが2棟あります。大自然のなかで疲れを癒やし、パワーチャージするなら、1日1組限定のサウナ付きスカイデッキヴィラがおすすめです。
早速澄んだヒノキの香りがするサウナへ。
![旅行_8,国内旅行_8,静岡_7](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/720mw/img_750adfe75df5ecaa85fb8caeac417ea0401957.jpg)
雄大な自然の広がりが癒しをもたらす窓に加え、天気のいい日は燦々と陽射しが差し込む天窓もあるため、サウナでありながら開放的な気分に。温度調整用のボタンがあるので好みの温度に上げられ、サウナストーンもあるのでセルフロウリュもでき、手軽にフィンランド式サウナが楽しめます。
![旅行_9,国内旅行_9,静岡_8](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/e/720mw/img_de454e6a0ac85480e0ef23ddb1d482a6256252.jpg)
十分に温まったら、サウナの隣にある“ととのいルーム”で仕上げを。水風呂が張れるバスタブとハンギングチェアが完備され、ここで多幸感溢れる整う感覚を味わいましょう。
外気浴で整いたいサウナーは、ヴィラの外階段を登ってスカイデッキを利用してもOK!
![旅行_10,国内旅行_10,静岡_9](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/720mw/img_b05003e82484f9da1ae742466c6d8865347315.jpg)
さらに視点が高くなり、眼下に広がる街並みもよく見えます。日が暮れれば煌めく夜景が現れ、爽やかな雰囲気から一転、ロマンティックなムードに。昼夜で異なった景色を体験できるでしょう。
■4:のんびりにもアットホームにも対応する4タイプのヴィラ
グランピングと聞くとテントを思い浮かべますが、こちらは4名定員のヴィラが15棟。サウナ付きスイートヴィラ、スイートヴィラ、サウナ付きスカイデッキヴィラ、スカイデッキヴィラの4タイプに分かれ、2台のベッドやソファセット、浴室・トイレといった基本的な宿泊施設機能に加え、BBQなどが楽しめるデッキを備えているので、アウトドア初心者も安心です。
![旅行_11,国内旅行_11,静岡_10](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/720mw/img_bb6c7bf8ffd950f4b2eada598dbf21bc345702.jpg)
居室は最も広いサウナ付きスイートヴィラで約46㎡、最もコンパクトなスカイデッキヴィラでも約33㎡。のんびりすごすならサウナ付きスイートヴィラ、仲間とアットホームに楽しみたいならスカイデッキヴィラと使い分けてもいいでしょう。
![旅行_12,国内旅行_12,静岡_11](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/1/e/720mw/img_1e8cfbfec2b77dc25d753a7f836c88d6301092.jpg)
ヴィラはTVやステレオといった娯楽家電はなく、Wi-Fiも導入されていないため、おのずと自然に目を向け、耳を傾けることになります。目の肥えた大人なら、これがいかに贅沢なことか、よくわかるはず。
日々仕事に追われている人が時間を忘れてのんびりすごすのに好適な「THE GLAMPING 箱根十国峠」。今度の休日にプチトリップしに出かけてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- THE GLAMPING 箱根十国峠
- 住所/静岡県田方郡函南町桑原1400-20
TEL:0577−83−6211
料金/サウナ付きスカイデッキ ヴィラ2名利用¥27,500〜、3〜4名利用¥25,500〜、サウナ付きスイート ヴィラ2名利用¥41,500〜、3〜4名利用¥39,500〜(すべて税込)
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- EDIT&WRITING :
- 津島千佳