「門標」ってなんと読む?「もんしるべ」ではありません!
明日・5月31日は『車窓サイネージの日』です。「車窓サイネージ」とは、タクシーの窓をスクリーンのように使って映し出す動画広告のこと。比較的新しいサービスですので、「車窓サイネージ事業を多くの利用者に知ってもらい、活用してもらうこと」を目的に制定された記念日だそうです。
動画再生用の端末ではなく、車の窓そのものに動画が映し出される、という仕掛け、タクシーで過ごすひとときを、アトラクションのようにワクワクと楽しめそうですよね。ということで、本日は「サイネージ」の和訳「標識」の「標」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「門標」ってなんと読む?
「門標」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「居住者の氏名を書いて門にかけておく札。表札」という意味の言葉です。
<使用例>
「こちらのお宅なら、あの曲がり角で、門標も出ているのですぐわかると思います」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 門標(もんぴょう) です。
昨今では「表札」という表現が多く使われておりますが、「門標(もんぴょう)」もまだまだ使われる表現です。「もんひょう」という誤読が多いようですので、正しく覚えておきましょう。
…さて、2問目にまいります。
【問題2】「標縄」…ってなんと読む?
「標縄」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「七五三縄」「注連縄」とも表記します。
<使用例>
「標縄のかかっている木に寄りかかるのは、不謹慎な気がするわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 標縄(しめなわ) です。
「標」という字は「しめ」と読むと、「土地などの領有のしるし」を意味します。「標縄(しめなわ)」は、現在ではお正月飾りや神社の境界として木に巻くなど、主に「神聖な場所」の境界を示すために用いられますが、もともとの意味はもう少し広く、「領有」の境界を示すしるしでした。「しめなわ」にはいろいろな表記があり、昨今ポピュラーなのは「注連縄(しめなわ)」という表記でしょうか? おごそかなシーンで使う言葉ですので、どの表記でも読めるようにしておくほうが無難ですね。
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本日は、5月31日『車窓サイネージの日』にちなんで、「標」という字の入った日本語から、
・門標(もんぴょう)
・標縄(しめなわ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/ 『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱