いよいよレイニーシーズンのスタート。煩わしく感じる傘も、雨のイメージがあるイギリスのキャサリン皇太子妃は、さすがに手慣れた様子で憂鬱も忘れるような優雅さでさしています。そこで今回は、お手本にしたい、皇太子妃の傘スタイルをチェックしていきましょう。
■1:ブルーな装いをレインボーカラーでハッピームードに
ケンジントン宮殿で行われた王立財団幼児教育センターのローンチに出席。ロンドンブランドによるペールブルーのワンピースは、大きく開いたネックライン、キャップスリーブ、フィット感のあるシルエット、ペンシルスカートが特徴のデザインです。一枚で着映える一着には、故ダイアナ妃の愛用品をリメイクしたと見られるダイヤモンド&サファイヤのイヤリングと、アクアマリンカラーのカボションがアクセント添えるブレスレットで、さりげない輝きをプラス。淡く優しいイメージの装いに一転、カラフルな傘でポジティブオーラを添えて、雨の日も朗らかな印象に。
■2:シックなフローラルプリントと好相性なブラウンの傘
ダイアナ妃を偲び、白い花で埋め尽くされ、一時的にホワイトガーデンに生まれ変わった、ケンジントン宮殿にあるサンケン・ガーデンを訪れた皇太子妃。イタリアンブランドによるワンピースはポピープリントで、元妃へ追悼の想いを表しているのかもしれません。シルククレープ素材で、プリーツの膝丈スカート、エレガントなネクタイ、スモック加工のウエストバンドが特徴です。ガーデンにぴったりなグリーンを基調としたプリントに、トーンの合うブラウンの傘をさしてトータルコーディネート。ハンドルを胸の前の高めの位置で持ち、顔が傘で影にならないさし方で、颯爽とした雰囲気。グリーンオニキスのイヤリングで顔まわりの華やかさをさらに盛り上げています。
■3:王室御用達ブランドで華やかなガウン姿を余すところなく披露
ロンドンのオデオン・レスター・スクエアで行われた映画『戦火の馬』英国プレミアに出席。黒レースのフロアレングスのドレスはロンドンブランドのもの。レース素材に、リボンのついたベルベットのウエストベルトがあしらわれたデザインです。深めに開いたネックラインと、ウエーブヘアでフェミニンにまとめています。到着と同時に差し掛けられた傘は英国王室御用達ブランドのものと思われるビニール傘。ユニークなドーム型シェイプで吹きつける雨でも頭から肩まで濡れにくく、人とすれ違う際に当たりにくいのだとか。カジュアルな素材ですが、華やかな姿を隠さない透明な傘は、こんなドレスアップシーンにぴったり!
■4:フォーマルなシーンに映えるモノトーン配色
ロイヤルツアーの最終日にブータンからインドへ向かい出発する際、パロ空港では白のセットアップを着用。最愛デザイナーによる半袖のトップスに、膝丈のフレアスカートのデザインです。ウィリアム皇太子と大きな傘をシェアしてレッドカーペットに登場。シンプルな黒が2人の端正な佇まいを引き立てています。
■5:オープンカラーと日傘でクラシカルなルックを完成
東南アジア周遊ダイヤモンド・ジュビリー・ツアーの3日目、シンガポールのクランジ連邦戦没者墓地を訪問。柔らかなブルーのワンピースは膝丈のプリーツスカートと肘下丈の袖が特徴。淡いトーンと上半身にあしらわれた繊細なレースが、強い日差しとグリーンに爽やかに映えています。上品でコンサバなデザインが、レトロなデザインの日傘にマッチ。まるで映画のワンシーンのようなスタイルを完成。
キャサリン皇太子妃の傘コーデをご紹介しました。雨の日も足元は通常通りのパンプスですが、ハンドルを高めに持ち、顔が隠れないように真っ直ぐと傘をさす様子が、あいにくの天気を感じさせません。気分が沈みそうな梅雨の時期も、皇太子妃のようなポジティブオーラを放ちたいものですね!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子