「察察」ってなんと読む?「さつさつ」で合っている?
明日は6月1日ですが、毎月1日は『資格チャレンジの日』。これは、「自己啓発、転職、就職などで重要な資格とその取得について、毎月の初日に考え、資格取得に挑戦して、より良き人生を目指して欲しい」…というメッセージを込め、資格取得の通信講座サービスを行う企業が制定、一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日です。昨今、リスキリング※が注目されていますね。さまざまな分野に、まだ知らない、興味を持てるような資格があるかもしれませんので、記念日を機に、検索してみてはいかがでしょうか? 「資格取得は、先先(さきざき)のスキルアップを目指すもの」…という事で、本日の1問目にまいりましょう。
【問題1】「先先」の意外な読み方は…?
「先先」という熟語の読みがなとして正しくなるよう、「ま○○○」の○の部分に入るかなをお答えください。
ヒント:「完全にとはいかないが、ある程度評価できるさま」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「昨日受けた資格テスト、先先の手ごたえは感じたのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 先先(まずまず) です。
「先先」は、「さきざき」と読むイメージが強いと思いますが、実は4通りの読み方があり、今回のクイズとなった「先先(まずまず)」の他にも「先先(せんせん)」「先先(せんさき)」などがございます。実は、文脈に気を付けて読むべき、要注意な熟語です。…さて、2問目も、同じ漢字を重ねた熟語からの出題です。
【問題2】「察察」ってなんと読む?
「察察」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「細かいところまで見逃さないこと」「潔白であること」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「採点ミスがないよう、察察を心がけましょう」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 察察(さっさつ/さつさつ) です。
「つ」で終わる読みかたは、熟語にする際に促音(いわゆる「小さい『っ』」)を使うものかどうか、意外と複雑で迷います。例えば同じ「察」の字を使った熟語でも「察知(さっち)」は「さっち」のみが正解で「さつち」とは読みません。また、「察察(さっさつ/さつさつ)」という熟語、読み方も意味も「査察(ささつ)」と混同なさらないよう、お気をつけください。「査察」の意味は「状況や実情を見たり調査したりすること」です。
***
本日は、毎月1日の『資格チャレンジの日』にちなんで、同じ漢字を重ねる熟語から、
・先先(まずまず)
・察察(さっさつ/さつさつ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/ 『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱