「怪談咄」って何と読む?「かいだんくちで」ではありませんよ!

明日、8月13日『怪談の日』です。これは「怪談」を現代のエンターテイメントとして確立した、稲川淳二さんの公演20周年の日にちなんで制定されました。夏に怪談がつきものなのは、「涼しくなるために、怪談でぞっとしよう」という古来の発想は、なんともユニーク、かつ、日本の粋も感じますね。

本日は「怪談」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。

【問題1】「怪談咄」って何と読む?

「怪談咄」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「咄」は「噺」と書いても、同じ読み方です。

<使用例>

「お岩さんの出てくる怪談咄のタイトルは『四谷怪談』よね?」

かな7文字です。
かな7文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 怪談咄(かいだんばなし) です。

「怪談話」「怪談噺」とも表記します。
「怪談話」「怪談噺」とも表記します。

「はなし」という言葉の現代の漢字表記は「話」ですが、このほか、「物語」「落語」など、語りもの的なニュアンスを含む古来の字に「咄」「噺」があります。そして、「怪談」には、古めかしさや、恐ろしいイメージの演出か、あえて「怪談咄」「怪談噺」など、こちらの表記が使われることが多いようです。これらの字も、知識として覚えておくと良いですね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「怖ず怖ず」ってなんと読む?

「怖ず怖ず」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「恐れてためらいながらものごとをするさま」という意味の言葉です。

<使用例>

「彼女は自分に自信がもてないのか、いつも怖ず怖ずしている印象よね」

「○ず○ず」。
「○ず○ず」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 怖ず怖ず(おずおず) です。

「怖」という字、「怖気付(おじけづ)く」などの読み方もございますね。

「おずおず」という言葉はお馴染みですが、漢字表記はご存知なかった方も多いでしょう。正解を知ってしまえば納得のいく表記ですが、読めたでしょうか?

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本日は、8月13日『怪談の日』にちなんで、「怪談」をキーワードに、

・怪談咄(かいだんばなし)

・怖ず怖ず(おずおず)

の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱