表紙キャラクター大政 絢さんの “花上手になりたい！”

『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たなフラワーの楽しみ方を教わる人気連載【 “花上手” になりたい！】。

今回は、「空間をセンスよく飾る花選びや色彩のバランスをマスターしたい」との大政さんのリクエストに、フラワーショップ「VOICE」主宰の香内 斉さんがアドバイス！ インテリアに合う秋色の花のアレンジを教えてくださいました。

香内 斉さん
「VOICE（ボイス）」主宰
インテリア業界に携わったのち、フローリストの道へ。個性豊かな花が並ぶ「VOICE」では、クリエイターの個展が開催されることも。

This Month's Flower：「ミニマルなインテリアに合う秋色の花」

花を取り入れながらセンスのいい部屋づくりを。色との対比や季節感の演出を考えます。

花_1,大政 絢_1
Flower Data：ヘリオプシス「ブリーディングハーツ」・「バーニングハーツ」、 ペニセタム「ビローサム（ギンギツネ）」

「アート作品と花の取り合わせは無限の楽しみが。花器は野口寛斉さん作。フレームアートは、太田浩子さんの作品を平岡尚子さんが撮影したもの」

AYA's Question：「空間をセンスよく飾る花選びや色彩のバランスをマスターしたい」

大政さん：「インテリア業界に携わった経験をもつ香内さんに、俯瞰で部屋全体を見たときに美意識が滲み出るような、花と家具のバランスを教えていただきたいです」

Florist's Answer：「無彩色な家具と対比をなすような生命力に溢れた花でコントラストを」

香内さん：「まずは、 “花映りのいい場” を定めることが大切です。今回は、照明の灯りの下に置いたので、ランプシェードの大きさとマッチするようなサイズに。無彩色の家具で揃えると、花がもつ温もり感が引き立ちます。インテリアと花のバランスを考えるときに、 “対比させること” を意識するとうまくいきます。有機的な花と無機質の家具や、温もりある秋色と硬質な黒といったように、対比させることでリズムが生まれ、お互いの魅力が高まります」

大政さん：「シャープな家具に囲まれると、花の生命感が際立ちますね。曲線を描き、自然に垂れている花にも愛着を感じます。黒みを帯びた茎も落ち着いた印象になる秘訣のように感じました」

香内さん：「秋の趣を演出するように、花を生けるときには余白をつくることも重要です。花の茎を縛ったままにせず、ふわりと生けて。風に揺らぐようにすると “花野” を切り取ったような情景を部屋に運ぶことができます」

問い合わせ先

  • VOICE
  • 住所／東京都渋谷区神宮前3-7-11 JINGUMAE HOUSE 1F
  • TEL／03-6883-4227

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PHOTO ：
川上輝明（bean）
EDIT&WRITING ：
川口夏希、池永裕子（Precious）
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