【目次】

【「目が笑っていない」とは?「意味」】
■「意味」
「目が笑っていない」は、「顔の表情としては笑っているのに、目に感情がなく、本心からとは思えない笑顔」を指して使われる言葉です。
■「目」には「感情」や「心情」が表れる
「目は口ほどに物を言う」「目は心の窓」というフレーズがあるように、日本語の表現として、「その人の感情や心情は、目に表れる」とされています。たとえ“口角が上がって目元の筋肉が緩み、笑い声を立てる”……つまり表情としては笑顔でも、目が笑っていなければ、喜びや嬉しさ、おかしさや照れ臭さなどの感情は周囲に伝わりにくいのです。
「目が笑っていない」のは、いわば「ニセモノの笑顔」。本心ではおもしろくもなんともないのに「仕方なく笑っている人」。相手にそう思わせるだけでなく、「不気味」「怖い」といった印象を与えてしまうこともあるようです。
【「どんなとき」起こる?「特徴」と「心理」】
■「特徴」
「目が笑っていない」は、ポジティブな意味合いで使われる言葉ではありません。「目が笑っていない」と形容されがちな「特徴」を挙げてみましょう。
・目に生き生きとした輝きがない
・口元だけで笑っているため、笑顔が不自然
■「心理」
では、「目が笑っていない」と言われてしまう人には、どんな心理が働いているのでしょうか。また、当人にはそんなつもりはなくても、「目が笑っていない=無理して笑っている」と思われてしまう人もいます。その理由をご説明しましょう。
・他人と距離を置いて付き合いたい
よほど親しくない限り、自分の本心は打ち明けたくない、あるいは、人と距離を取って付き合いたいと思っている人は、人の話に適当に相づちを打ったり、実際にはたいして面白いと思っていなくても、周囲に合わせて笑い顔をつくったりする傾向にあるようです。
・相手や話題に興味がない
ほかのことに心がとらわれていたり、その場の話題や集まった人に興味がないと、人は「上の空」になるものです。当人は上手に作り笑いをつくったつもりでも、周囲にはそれが伝わり、「目が笑ってない」と評価されてしまうのです。
・人に対する警戒心が強い
警戒心が強い人は、相手の性格や背景がわかるまでは、自分についての情報はなるべく明かさず、じっと相手を観察しているものです。当然、心から会話を楽しんでいないため、「目が笑っていない」人になってしまいます。
・感情表現が苦手
自分の喜怒哀楽を表現することが得意でない人は、笑うことも苦手、という人が多いようです。
・寝不足や疲れ
寝不足や疲労を強く感じていると、目が笑っていないような、うつろな表情になってしまうことがあります。
・もともとの目のかたちが三白眼(さんぱくがん)気味である
「三白眼」とは、黒目が上に偏っていて、目の左右と下部の三方に白目がある目のことを言います。生まれつき黒目が小さく白目が多い人は、「目が笑っていない」と誤解されることもあるようです。
【「類語」「言い換え」表現】
「目が笑っていない」と同じようなニュアンスをもつ言葉や言い回しをご紹介しましょう。
■目が死んでいる
■愛想笑い
■笑顔を取り繕う
■心のこもっていない笑い
■乾いた笑い
【「目が笑っていないと言われる…」改善法はある?】
「目が笑っていない」はネガティブなニュアンスで使われることが多いフレーズです。このフレーズを使った人は相手に対して、「何を考えているのかわかりにくくて不気味…」「本当はつまらないのに無理をして周囲と付き合っているのかな…」という印象をもつため、遠慮したり敬遠してしまうこともあるようです。そして「目が笑っていない」と言われた人自身も、いい気分はしませんよね?「本当は楽しいのに、誤解されてしまう…」と悩んでいませんか? 解決策を考えてみましょう!
■マスクなどで口を隠して、鏡を見ながら「笑う」練習をしよう!
自分では笑っているつもりでも、「口角をあげているだけ」の人の笑顔は、周囲に「楽しそう」には見えません。練習のポイントは「楽しいこと、嬉しいこと」を思い浮かべて「生き生きとした目で笑う」のを意識すること!単純なことですが、まずは「自分の目は笑っているのか?」を鏡でチェックしてみることです。
■表情筋をほぐして鍛える
「目が笑っていない」と言われる人の多くは、「表情が乏しい」人でもあります。自分の感情を表に出したくないという心理的な理由のほかに、実は、「顔の筋肉がこわばっていて自然な笑顔がつくれない」という可能性もあるのです! 「笑顔」をつくる顔の筋肉は「表情筋」と呼ばれています。目の周りの筋肉である「眼輪筋」とともに、この筋肉をほぐして、自然な笑顔ができるように鍛えましょう。
おすすめなトレーニング方法としては、顔全体を動かすように大きく口を開き、「あ・い・う・え・お」と発音する「あいうえお体操」や、割り箸を横にして、奥歯を使ってしっかりとくわえる「割り箸トレーニング」など、ちょっと検索するだけでたくさんのトレーニング法が見つかります。長続きしそうなものをピックアップして、試してみましょう。
■寝不足を解消する
寝不足や疲労を強く感じていると、目が笑っていないような、うつろな表情になってしまいがち。さらに相手の話に耳を傾ける集中力も削がれてしまいます。適当に相づちを打っていると、相手には「この人、私の話に興味がないんだ」と伝わってしまいます。十分な睡眠をとって、体調を整えましょう。
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「目が笑っていない」人は、その本心とは関わりなく、「本音では楽しくないのだろう」「本当は興味がないのに、無理に相手に話を合わせているんだな」という印象を、周囲に与えてしまうことが多いようです。結果的に「何を考えているのかわかりにくい」と敬遠されてしまったら、プライベートだけでなくビジネスにおいても大きなマイナスです。もしも、自分が「人から誤解されがち」だという自覚がある人は、鏡で自分の笑顔をチェックしてみましょう。スマホを使って、「笑顔で自撮り」してみるのもいいですね!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『プログレッシブ英和中辞典』(小学館) /『使い方の分かる 類語例解辞典』(小学館) /『ランダムハウス英和大辞典』(小学館) :