今こそ知っておきたい「香りの現在地」

今、かつてないほどの勢いで、香りの世界が活性化しています。ラグジュアリーメゾン系の飛躍に加え、新時代を築くニッチ系の台頭で香りの世界はますます豊かに広がっています。

他者へのアピールから自分軸へ。センスよく洗練された香りをもっと奥深く多様に満喫したいから、香りのアップデートを始めませんか?

今回は「ゲラン」の名品オードパルファム『アクア アレゴリア フォルテ ウード ユズ』と、香りにまつわる美しいマナーと楽しみ方をご紹介します。

上質ブランドならではの品格あり【ラグジュアリーメゾンのフレグランス】

本当のおしゃれは香りをまとうことで完成。その仕上がりの格を高める香りが揃います。

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手に持つフレグランス『アクア アレゴリア フォルテ ウード ユズ』(ゲラン)、ブラウス¥176,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、イヤーカフ¥291,500(ザ・サロン バイ ノーア〈サイモン・アルカンタラ〉)

◇「ゲラン」のオードパルファム『アクア アレゴリア フォルテ ウード ユズ』

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「ゲラン」のオードパルファム『アクア アレゴリア フォルテ ウード ユズ』75ml ¥16,720

香調はウッディシトラス。日本古来の柑橘であるユズのフレッシュな香気をトップノートに、ベースはドライなシダーウッド、ウードウッド、ベチパー。自然の力強さと軽やかさのコントラストは、まるで神聖な森の中に誘われるよう。


香りにまつわる美しいマナーと楽しみ方を知る

フレグランスとは、数十〜数百もの繊細な香料を組み合わせて創り上げた作品であり、さらにすべてが揮発する成分でつくられているデリケートなもの。ここではベストな保管方法、正しい嗜み方などの基本についておさらいをしましょう。

◇実は温度管理が大事。美しい香りをキープする最適な保存方法とは

美しいフレグランスのボトルを、保管も兼ねてインテリアの一部として飾っている人も多いと思いますが、室内での保管では夏は30℃以上になることもあり、温度変化が激しく劣化しやすい環境です。直射日光が当たらず、温度変化の少ない冷暗所保存が基本ですが、さらにいうなら光遮断、低温、温度一定という意味でも理想的な場所は冷蔵庫やワインセラー。また、フレグランスの保管期間は未開封で3年、開封後は1年で使いきるのがベストです。

◇レイヤリングとは重ねづけではありません。複数の香りをまとう上級ワザを知っておく

複数のフレグランスを使って香りをまとうレイヤリングという方法も新しい香りの楽しみ方。とはいえ、フレグランスは調香師が年月をかけてストーリーと香りの構成を創り上げたもの。フレグランス同士を混ぜるかのように重ねてしまうと、調香のバランスを崩すことも…。なので、おすすめのレイヤリングとは、上半身と下半身とつける場所を分けること。先に深みのある香りを、ウエストや太ももなどの下半身に纏い、軽やかな香りは耳の後ろや手首、肘の内側、などの上半身に。

◇香りを楽しむために気をつけるべきこと。手首同士を擦り合わせてはいけない

手首に吹きかけて擦り合わせる…という動作が習慣になっていませんか。この動作、摩擦熱により香りが飛びやすく、トップノートからラストノートまでの香りの変化が早くなってしまうそう。香りの移ろいを楽しむには、擦らず放置するのが基本です。つける場所は香りを印象付けたいときは、手首、肘の内側など脈打つところに。さりげなく香らせたいときは、足首、膝の裏に。また空間に数プッシュして、「フレグランスシャワーをくぐる」というまとい方も優しく香らせる方法のひとつです。

 ◇30分後が本当の香り。つけた直後の第一印象できめないこと

フレグランスに使われている香料は種類によって揮発する速さに違いがあります。つけた直後に香るのがトップノートですが、フレグランスの真価をきめているミドルノートが本当の香りで、これが香り立つのは30分後。フレグランスを選ぶ際はこのことを念頭においておくといいでしょう。またつけたては香りが強すぎるので、外出の際は肌になじむまでの時間を考慮し、出かける30分前にはつけておくのが大人の嗜みです。

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熊澤透
STYLIST :
押田比呂美
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川原文洋(UM)
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大塚まゆか
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)