【目次】
華やぐ大人の秋メイクおすすめ【4選】
オレンジのワントーンメイクで透明感のあるモダン顔に
「オレンジにゴールドのハイライトを効かせた秋のワントーンメイクを提案したいと思います。秋のオレンジは、春夏の溌剌とした艶やかなカラーとは違って、ほんのりくすみを帯びたニュアンスのある色みが特徴的。この絶妙な色合いが大人の肌にはしっくりなじみ、洗練された印象に導いてくれるので、カラーメイク初心者にもおすすめです。オレンジと相性のよいゴールドのハイライトを組み合わせることで、立体感もアップ。チーク、リップもオレンジで統一したワントーンメイクは、華やかさと上品さの両方をもたらしてくれます」(ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさん)。
■アイメイク:シアーなオレンジを広めにオン
オレンジアイシャドウを指にとり、アイホールよりやや広めに広げます。目のキワから上に向けて広げると自然なグラデーションに。その後、スティックタイプのハイライターを目頭に「く」の字と目の下目尻側に重ねて、目元に立体感をプラス。
■チーク:重ねづけして滲み出るような自然な血色感を
オレンジブラウンのパウダーチークをブラシにとり、頬の中央にやや長めの逆三角形を描きます。その後、頬骨の上にだけコーラルを丸く重ねます。
■リップ:縁をぼかしてティント感を
リップをアプリケーターで唇の形に沿って薄くのせ、輪郭部分を指でさすってぼかし、なじませます。
■ネイル:指先にはオレンジと好相性のゴールドを
ネイルカラーを一度塗り。メタリックな質感ながら、肌になじむシャンパンゴールドなら品よく決まります。
「SUQQU」の新色コスメで、シアーオレンジが好印象な「洗練ワントーンメイク」
レッドのワントーンメイクで極上のエレガントさを纏って
「今季、赤みカラーを目元に効かせたメイクが盛り上がりを見せていますが、大人が赤みを目元に使用する場合、目元ではなくリップをメイクの主役にするのが、気品のある仕上がりを叶える鉄則です。今回、エレガントさを表現するために、赤のマットリップをチョイス。最初にリップを塗って、アイメイクはリップを引き立てるように抑える…、この引き算こそが大人に似合うレッドメイクを実現するポイントです」(長井さん)。
■リップ:ビターなマットレッドでレディな口元に
リップを中央から輪郭を意識しながら塗り広げます。アプリケーターに量をとりすぎないのがコツ。
■アイメイク:シアーなレッドをほんのり効かせてセンシュアルな眼差しに
1.アイシャドウのプラチナとプラムブラウンの2色をブラシに混ぜとり、アイホールよりやや広めにふんわりのせます。
2.チップに右上のプラチナをとり、目頭側の目の下にのせます。ハイライトを効かせることで目元が明るい印象に。
3.ペンシルアイライナーで上まぶた目のキワにアイラインを引きます。目尻側を気持ちハネさせて目元を引き締めて。
■ネイル:こっくりレッドブラウンでモード感をひと挿し
レッドブラウンのをマニキュアを短く切りそろえた爪に一度塗り。モード感とエレガントさの両方を指先に宿らせて。
女性の内なる魅力を引き出す「シャネル」のドラマティックなレッドメイク
センシュアルさが宿る大人のモードメイク
「ブラックを単色で取り入れるのには勇気がいりますが、淡い色を仕込んだ上にブラックを重ねると、スモーキーな色に変化して肌になじみやすくなります。そして、仕込みカラーとブラックがもつ両方のいいとこ取りができるのでおすすめです。今回は淡いピンクを広範囲に取り入れて、ブラックの強さに女性らしさや柔らかさをプラス。甘辛バランスが絶妙なモード感のある目元に。チークとリップは血色感を感じさせる程度に抑え、目元を際立てることが洗練された仕上がりの鍵に。ネイルは目元にのせたピンクとブラックを混ぜたようなライラックカラーをチョイスすると、全体の統一感が出ます」(長井さん)。
■アイメイク:フェミニンなスモーキーアイ
1.アイシャドウの淡いピンクをブラシにとり、上まぶた全体に薄く広げます。下まぶたの涙袋にも同じピンクをふんわりとのせます。
2.アイシャドウのブラックをチップにとり、上まぶた目のキワに5mm幅でのせ、ぼかします。
3.目の下のキワの中央のみにブラックを細くのせます。その後、アイシャドウのレッドをアイライン用ブラシにとり、目の下目尻から3/4に細くラインを引きます。
■チーク:広めにふんわりのせてフェミニンさをひとさじ
パウダーチークをブラシにとり、頬骨からフェースラインに向けて扇型に広げながらふんわりとぼかします。広めに入れることで頰の影が消えて、モードなメイクにやわらかさがプラスされます。
■リップ:ベリーレッドを淡くオン
口紅を繰り出し、ルージュの角で軽く唇をさするように「サスサス塗り」。ほのかに赤みを感じる程度にのせます。
■ネイル:ベリーレッドを淡くオン
モーヴカラーのマニキュアを一度塗り。こっくりカラーはショートネイルと相性抜群です。
「イヴ・サンローラン」の秋新色で、センシュアルさが宿る「大人のモードメイク」に
洗練を生む、脱力系モードメイク
「まぶたに溶け込むような質感で、シームレスな仕上がりが叶うクリームシャドウを主役にしました。セピアカラーを大胆にアイホールにのばし、まぶたに奥行きと輝きをプラス。強さと同時に抜け感、ヌーディ感が生まれるのは、クリームシャドウのシアーな質感ならでは。アイラインは引かず、マスカラもカッパーをチョイスして目元を締めすぎないことで、程よい脱力感が生まれます。リップはマットなブラウンレッドをチョイス。ビターなカラーを薄く塗り、甘さを抑えて洗練度を高めます」(長井さん)
■アイメイク:フェミニンなスモーキーアイ
1.アイシャドウのパールベージュを指にとり、まぶた全体に薄く広げます。
2.セピアをアイホールよりやや広めにレイヤード。セピアをチップにとり、目の下のキワ、目尻から1/3にもオン。
3.マスカラを上下まつげに塗ります。甘さが出ないように、まつげを上げすぎないのがポイント。
■リップ:フェミニンなスモーキーアイ
リップスティックを口角と上唇の山を意識しながら薄めに塗り、ティッシュオフして仕上げます。
■ネイル:淡いスモークブルーのネイルでモード感をアップ
ネイルポリッシュをショートネイルに一度塗り。指先の彩は大人の余裕を醸し出す鍵に。
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秋の大人の「アイメイク」おすすめ
スモーキーながら艶めくグラデーションアイ
■1:まぶたをトーンアップし、目の際を締める
Aをブラシにとり、アイホールよりもやや広め(骨のあたり)までのせておく。Bを細いチップにとり、チップを立てて先端を使い、黒目の上から目尻まで細くラインのようにして入れてから、目頭に向かってぼかす。
■2:目の際のラインに目尻のみプラスして太く
Bを細いチップに再びとり、目尻よりやや外側からチップ1本分の長さで際に入れたラインの上にのせる。ラインを入れたところと際のラインとをなじませるため、指で目尻から黒目の上までスッとならしておく。
■3:艶めき感を黒目の上にのせて
Cを太いチップにとり、目尻から目頭に向かって、下まぶた全体にのせる。Dを薬指にとり、2につなげるようにして、トントンとのせていく。アイホールより広げず、黒目の上まで入れるのがポイントに。
透け感と艶やかさが共存する、トム フォード ビューティ「アイ カラー クォード C 37」|軽やかで今までにない印象に
トレンドのプラム、せっかく塗るならグラデ塗りは卒業を
秋服への衣替えに合わせて、目元もシックな秋色にシフトしたい気分。この秋、大人におすすめのカラーは?
「秋冬の目元は、赤み系がトレンド。特に、大人世代には深みと温もりをたたえたプラムカラーが似合うはず。使えるパレットがたくさん出ていますが、折り目正しくグラデーション塗りをしてしまうと、抜け感のない重たい印象に。慣れ親しんだグラデーション塗りは一度忘れて、もう少しラフな塗り方を試してみましょう」(ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん)。
「濃淡をグラデーションにするのではなく、まぶたの上で少しだけブレンドするように塗りましょう。色と色の境界が曖昧で、完全に混ざり合う手前でもやもやさせるのがマーブル塗り。あえてきっちりせず、ラフに塗ることで今年らしい抜け感を演出できます」(小田切さん)。
■1:キャメルブラウンをアイホール〜眉下まで塗る
キャメルブラウンのアイシャドウをチップに取り、アイホールから眉下まで広めにぼかす。
■2:1と同じ範囲にプラムカラーをブレンドするように指塗り
プラムカラーを薬指にとり、1で塗ったキャメルと同じ範囲にブレンドするようにラフに塗る。このとき、全部をミックスしないようにあくまでもラフに塗るのがマーブルに仕上げるポイント。
旬のプラム色シャドウは、グラデ塗りじゃなく「マーブル塗り」が正解
秋の大人の「リップメイク」おすすめ
1品で2役なマルチユースコスメは指塗りが基本
ブラシやチップと違い、指塗りだとエッジがきつくならず、ふんわりと丸みをもたせられるから、力が抜けたようなリラックス&エレガントな仕上がり。塗る場所は複数だけれど、使う色は目元1色、頬と唇で1色。だから、軽快で洗練されたワントーンの印象に。簡単&短時間で仕上がるのに、まるで時間と手間をかけて丁寧に仕上げたようなナチュラルさが、このメイクの魅力です。
くすみやすい大人は、素肌と素の唇の血色が高まったような仕上がりになるコーラルピンクを。
まず、薬指の腹の温度でバームを溶かしながら、クルクルッと円を描くようにバームをとります。そしてチークもリップも、色を出したい場所にトントンとおき、優しくたたきながら塗り広げていくのが基本。この塗り方だと密着力が高まり、肌への溶け込み方がかなり自然。至近距離で見ても違和感ゼロ。
■1:薬指の腹でクルクルッとなでながらバームをとり、「黒目の端の延長線」「頬骨の高い位置」にのせる
■2:薬指の腹全体を使って優しくたたきながら楕円形に広げるように密着。自然な血色頬に仕上がる
■3:薬指にバームをとり、まずは下唇の中心にのせる。次にトントンと軽くたたきながら下唇全体に塗り広げていく
■4:薬指の腹の上部は上唇の山にフィットさせ、輪郭に沿って左右に動かしなじませる
「シャネル」人気名品の“血色バーム”で【大人の旬顔メイク】ムラなくキレイにぼかすテク公開!
透け感マットのローズリップメイク
落ち着いた印象がありながら女性らしさを演出してくれる、透け感マットな質感のローズ。マットだけれど、驚くほど心地よく、軽やかな塗り心地で、いつまでも塗っていたい気分にさせてくれる一本。
口元にマットな質感をもってくるときは、メイク全体の質感に気を配るとメイク上級者に。最も気にしたいのは「艶感を少し入れること」なのですが、その艶をどこに入れるのか、どのくらい入れるのか、が大きなポイントになります。
■Point1:透明な眉マスカラで眉毛に艶をオン
眉に艶感があると、フレッシュで麗しい印象がプラスできるうえ、眉が立体的に見えるようになり、凛としたイメージに。グッと眉毛の根本からブラシを入れ、ジグザグさせながら毛先へ向かって塗っていきます。眉頭は上に、眉中と眉尻は斜め上に向かって梳かすようにのせ、最後に指で寝かせるように押さえておいて。
■Point2:必要最小限のハイライトで光感をプラス
ハイライトは顔を立体的に見せ、艶やかでフレッシュな印象にしてくれる欠かせないアイテム。ですが、品よく入れることが大人肌には重要です。まずパールなどが小さめで上品なものを選び、その繊細な光感のハイライトを狭い範囲にのせて。眉間、眉山の上、頬骨の高い部分、上唇の山部分にほんのり発色するくらいを目安に。
ディオールの「透け感マット」リップで決める!大人の艶感あふれるメイク・バランス術を大公開
シックなブラウンリップメイク
「大人の深みを引き立てるシックなボルドーブラウン。マットなリキッドタイプで、一度フィックスするとマスクの下でもよれたり崩れたりせずに、つけたての仕上がりがキープできます」(ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん)
「ブラウンは締まって見えやすいので、少しだけオーバーリップに塗ると女っぷりが上がります」(小田切さん)
マスクを外した瞬間主役になる。落ちない「ブラウンリップ」でギャップ惚れを狙う
- TEXT :
- Precious.jp編集部