上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。
ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。
そんな2人のファッションにフォーカス。今回は大人のワードローブに欠かせない「ジャケット」をピックアップしました。2人が自由な発想で着こなしたパワフルなスタイリングをご覧ください。
華やぎオーラを放つ!美カラージャケット
■1:キャサリン皇太子妃は…新鮮なアップヘアで愛用のプチプラジャケットを更新
2023年9月27日、イギリスのシッティングボーンで、特別な教育が必要な子どもたちとその家族をサポートするサービスのセッションに参加。鮮やかな赤が目を引くダブルブレストのジャケットはリピートしているシグネチャーアイテム。フェイスラインにレイヤーを入れたニューヘアとバックルが特徴のフラットシューズで、フレッシュなツイストを加えて仕上げています。
■2:ダイアナ元妃は…上品ミントグリーンをアンサンブルのように
スキー休暇のためウィリアム王子とともにチューリッヒ空港に到着。爽やか色のジャケットに同じトーンのタートルニットを合わせてアンサンブル風に着こなしています。ボトムはブラックのスティックパンツ&シューズで清潔感溢れる上半身を引き立てて。潔いショートヘアとタートルネックのバランスがかえってフェミニンさ際立て、エレガントな印象です。
正統派ゴールドボタンでクラシックな表情を醸して
■3:キャサリン皇太子妃は…最高級素材の質感が冴えるハンサムモノトーン
2023年9月18日、ヨービルトン王立海軍航空基地を訪問。ホーランド・クーパーのブラックツイル製ジャケットを着用しています。イギリスで織られたウールを使用し、シャープなテーラードシルエットとゴールドのシグネチャーボタンが特徴。旬のオーバーサイズなシルエットではなく、スリムフィットなデザインがタイムレスな輝きを放ちます。白のインナーと黒のパンツを合わせ、ジャケット以外はシンプルを貫いて。
■4:ダイアナ元妃は…揺るぎない自信漂うクールなボクシーシルエット
パトロンとしてセンターポイントを訪れ、キングスクロスのホームレスの若者のためのプロジェクトを視察。1990年代に愛用していた、ジェンダーレスなジャケット&パンツのコーディネートです。甘さを排除したダークトーンのスタイリングは、自信や威厳をアピールしたいオンタイムに最適。ボタンとチェーンバッグのゴールドが品格を後押ししています。
自由なマインドでカジュアルにもジャケットを!
■5:キャサリン皇太子妃は…コンバットブーツのアウトドアスタイルに洗練を添えて
2023年9月14日、ヘレフォードでマドリー小学校の森林学校を訪問。屋外での活動にふさわしく、足元はブーツを。デニム&ニットは黒で揃えて、実用的でありながらクールな雰囲気にまとめています。ファイナルフィニッシュとして羽織ったジャケットはフレンチカジュアルブランド、マージュのもの。グレートーンのチェックが、着こなしをグッとシックに盛り上げています。
■6:ダイアナ元妃は…スウェットにジャケット!時代の数歩先いくアイコンルック
1989年4月25日、ロンドンのノッティングヒルにあるウェザビースクールに息子たちを送る際の着こなしです。リラクシーなスウェットパンツをブーツイン。ツイードジャケットを羽織り、キャップを被ったスタイリングは、現在のストリートスタイルの先駆けのよう。スポーツミックスなテイストはきっと当時、とても斬新に映ったはず!
キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の「ジャケット」スタイルをご紹介しました。フォーマルなシーンだけでなく、アウトドアや子供の送迎などあらゆるシーンに登場。どんなコーデにも大人に似合うきちんと感を添えてくれるジャケットを、この秋は自由な発想で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子