「一際」ってなんと読む?「いっさい」ではありませんよ!

明日・10月24日は『国連デー』です。1945(昭和20)年のこの日に国際連合憲章が発効し、国際連合が正式に発足したことに由来する国際デーです。ということで、本日は「国」「際」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「国許」ってなんと読む?

「国許」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「生まれたところ。故郷。ふるさと」「(武家・奉公人の時代の)本国。主君の領地」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「国許に、80代の母が健在です」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 国許(くにもと) です。

「国元」とも表記しますが、「国許」もポピュラーですので読めるようにしておきましょう。
「国元」とも表記しますが、「国許」もポピュラーですので読めるようにしておきましょう。

「許(もと)」は表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)ですが、「親許(おやもと)」など、それなりにポピュラーに使用されております。大人の教養、常識の範囲で覚えておきたい読み方です。

さて、2問目は「際」という字の入ったクイズです。

【問題2】「一際」ってなんと読む?

「一際」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「ほかと比べて目立っているさま。一段と」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「たくさんのお花が咲いているなかでも、この花が一際美しく目についたの」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 一際(ひときわ) です。

「際(きわ)」は、高等学校程度で学習する常用漢字の読み方です。

「ひときわ」、会話にもしばしば登場する言葉ですが、漢字表記ですと音読みの「サイ」のイメージに縛られて、さっと読み方が思い出せなかった、という方もいらっしゃるのでは?「一際(ひときわ)」、「一」も「際」も訓読みの、日本らしい表現です。

*** 

本日は、10月24日『国連デー』にちなんで、「国」「際」という字の入った日本語から、

・国許(くにもと)

・一際(ひときわ)

の読み方をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/国際連合広報センターウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱