発表!『Precious』WATCH AWARD 2023|各界のプロフェッショナル6名が選び抜いた【2023年の新作ラグジュアリーウォッチ】をご紹介
今年もいよいよ開幕となる『Precious』ウォッチアワード 2023。今年、発表された新作ウォッチのなかから、各界のプロフェッショナル6名が選び抜いた確かな価値のある一本を、カテゴリーごとに選出していきます。
数年来、活況を見せ続けているラグジュアリーウォッチ界。とりわけレディスウォッチは、各ブランドから多くの話題作が誕生し、百花繚乱!
今回は、各部門に輝いたラグジュアリーウォッチたちをまとめてご紹介します。
『Precious』ウォッチアワード 2023 審査員
【名品ウォッチ賞】エルメス『《ケリー》』
今年は「エルメス」の永遠のアイコン、『《ケリー》』ウォッチ初のメタルブレスレットモデルが選ばれました! 1975年に生まれた『《ケリー》』ウォッチ。カデナをモチーフにしたケースは固定されておらず、手首で揺れるという自由で大胆な発想は女性たちの心をときめかせ、半世紀ほど経た現在でも愛されている不朽の名品です。
【クラフツマンシップ賞】ブレゲ『クイーン・オブ・ネイプルズ 8918』
卓越したクラフツマンシップを讃えるこの部門。多くのブランドがそれぞれの匠の技を誇る作品をエントリーしたなか、トップに輝いたのは「ブレゲ」の絶対的アイコン、『クイーン・オブ・ネイプルズ 8918』の最新作でした。
【ラグジュアリースポーツウォッチ賞】パテック フィリップ『アクアノート・ルーチェ Ref.5268/200』
一過性のブームには終わらず、「高級時計」のジャンルとして根付いた「ラグジュアリースポーツウォッチ」。近年では数々のブランドからリリースされていますが、その最高峰に位置する『アクアノート・ルーチェ』が今年は新作をリリース! 審査員たちから圧倒的な支持を集め、この部門を制したのは当然の結果かもしれません。
【アイコンウォッチ賞】ヴァン クリーフ&アーペル『スウィート アルハンブラ ウォッチ』
例年、最もエントリーモデルが多いこの部門。今年も審査は難航を極めましたが、多くの名品が出揃ったなか選出されたのが、「ヴァン クリーフ&アーペル」の不朽のアイコンでした。
幸運を呼ぶ四つ葉のクローバーモチーフが連なるブレスレットタイプのタイムピースは、メゾンのウォッチメイキングのフィロソフィである「時を告げるジュエリー」を余すところなく体現されています。
【ダイヤモンドウォッチ賞】カルティエ『クラッシュ [アン]リミテッド』
ジュエリーウォッチのなかでも、ダイヤモンドの輝きと、それを際立たせる装飾美に特化した「ダイヤモンドウォッチ賞」。ジュエラーはもちろん、名門マニュファクチュールからも魅力的なタイムピースが多数エントリーされましたが、その頂点に輝いたのは「カルティエ」の『クラッシュ [アン]リミテッド』でした。
【本格機械式ウォッチ賞】シャネル『J12 ナイト スター』
2023年の『シャネル インターステラー カプセル コレクション』から誕生した数量限定の『J12 ナイト スター』。ベゼルには贅沢に46個のバゲットカットダイヤモンドを配し、ハイジュエリーウォッチの華やぎを漂わせながら、高精度の自動巻きムーブメント「キャリバー 12・2」を搭載する本格機械式時計である─そんな「シャネル」らしい美学が漂う二面性、そしてコメットがあしらわれた秒針など、女心をくすぐるプレイフルなディテールに高い評価が集まりました。
【デイリーエレガントウォッチ賞】ディオール『ラ デ マイ ディオール』
素材は主にステンレススティール、価格は百万円前後という「アクセシブルラグジュアリー」なタイムピースがエントリーされるこの部門。働く女性の日常に寄り添う魅力的なモデルの数々のなかから選出されたのは、「ディオール」のアイコンウォッチである『ラ デ ドゥ ディオール』20周年を祝い発表された新たなウォッチコレクション、『ラ デ マイ ディオール』でした。
【ジェンダーレスウォッチ賞】IWC『パイロット・ウォッチ・マークXX』
あらゆる分野で当たり前となった「ジェンダーレス」という概念ですが、時計界では2000年初頭にはオーバーサイズの時計を女性が楽しむという風潮が生まれ、現在では多くのブランドからジェンダーにとらわれない魅力的なモデルがリリースされています。そんな時節柄、年々エントリー作が増加しているため評価は拮抗しましたが、「IWC」の名作パイロット・ウォッチが僅差でトップに輝きました。
【ペアウォッチ賞】パネライ『ルミノール ドゥエ Prada Re-Nylon』
同一コレクションのカップリングでエントリーを募る「ペアウォッチ賞」。今年はエントリー作のほぼすべてがラグジュアリースポーツウォッチというなかで断トツの支持を集めたのは、「パネライ」が「プラダ」とコラボレーションを実現させた、ファッショナブルでサステイナブルなペアでした!
【ハイジュエリーウォッチ賞】グラフ『ザ ティルタズ ボウ ダイヤモンド ウォッチ』
ジュエラーにとって、ブランドのクリエイションと矜持の結晶であるハイジュエリーウォッチ。近年はとりわけ、世界的にハイジュエリーウォッチの需要が高まっていることからも、今年も非常に多彩な夢のタイムピースの競演が繰り広げられました。
そのなかから選出されたのは、大粒かつ極上のダイヤモンドを惜しみなくセットし、優美なリボンを表現した「グラフ」の代表的コレクション、『ザ ティルタズ ボウ ダイヤモンド ウォッチ』でした。
【ハイコンプリケーションウォッチ賞】ルイ・ヴィトン『タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ』
時刻を表示するだけではなく、複雑機構を搭載した機械式時計を「コンプリケーションウォッチ」と呼びます。そのなかでも、時計の精度を向上させる「トゥールビヨン」などのより複雑な機構を搭載した「ハイコンプリケーションウォッチ」に特化したこの部門。今年その頂点に輝いたのは、「ルイ・ヴィトン」の芸術的なトゥールビヨンでした。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、PT=プラチナ、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールド、PG=ピンクゴールド、SS=ステンレススティールを表します。
※掲載されている商品の価格は、2023年12月7日現在のものです。
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- ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク TEL:0120-10-1906
- カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-1847-00
- シャネル カスタマーケア TEL:0120-525-519
- クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、岡村佳代、安村 徹(Precious)