アゴ下には舌を動かすための「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」という筋肉の集まりがありますが、他の筋肉と同様に、この筋肉も加齢とともに衰えてしまいます。すると肌にハリがなくなるだけでなく、血液やリンパの流れが滞ってむくみがおこり、これによってもったりとした二重アゴになってしまうのです。

さらに二重アゴになりやすい原因がもうひとつ。日本語の発音では、舌の筋肉を大きく動かさないので劣化しやすいため、日本人は二重アゴになりやすいともいわれています。

つまり、誰もが舌の筋トレは必要! そして、「続けやすい簡単なメソッドでないと意味がない」と、今回は誰でも簡単にできる、超シンプルな舌トレーニングをエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれることに。

舌を上方向に前に出す、というシンプルな方法ですが、これがアゴ下の奥の筋肉を鍛えるのかなり有効。滑舌も良くなるし、顔全体の引き締め、たるみ解消にも効果的なので、ぜひ、日課にしてくださいね。

■下の歯につかないようにしながら舌をグッと前に出す

この舌トレーニングを行うとき、首が前に出てしまいがちですが、まずは、正しい真っすぐの姿勢を心がけましょう。

下の歯につかないようにしながら、舌をグッと前に出します。自然と舌先が上を向く感じになりますが、このまま30秒キープしていださい。これが1セット。1日何回でも気づいたときに行ってみてください。

下の歯につかないようにしながら、舌をグッと前に出す
 

【まとめ|だぶつく二重アゴの解消に!舌トレーニングメソッド4か条】
1)二重アゴは加齢による舌の筋肉の衰えが原因。
2)「舌骨筋群」の衰えによって、血液やリンパの流れが滞り、むくみを引き起こす。
3)さらに日本語の発音は舌の筋肉を大きく動かさないため劣化しやすいというのも原因のひとつ。
4)必要なのは「舌の筋トレ」。毎日続けられるこのシンプルな方法が最適解に。

以上、「だぶつく二重アゴの解消! 舌トレーニングメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は12月16日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「この舌のトレーニングは、とても簡単なのに、舌の奥の筋肉にしっかりと効いている感じがしますね。普段、話しているときには、このような舌を前に出す動きはほとんどしないので、二重アゴの予防のためには意識してやり続けないと!気づいたらすぐにできるのもいいですね。外ではこの顔はちょっとできないので(笑)、家でこっそりとトレーニングしようと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子