洗練、華やかさ、クールさ、クラス感…そのどれも兼ね備え、シーンに相応しく大人に似合う着こなしで大人気の仏大統領夫人「ブリジット・マクロン」。リュクス感の光るワードローブは、ほかと一線を隠す洗練を醸しています。きちんと感ある、ネイビーや黒のダークカラーでも地味見えを回避しシックにさえ見えるのは、高いスタイリングセンスがあってこそ。
今回は、ネイビーや黒のコーディネートにスパイスを効かせて、洒落感高く仕上げた着こなし9選をまとめてご紹介します。
■1:ディテールで品格を授けるダークカラーコーディネート3選
モードも得意とするブリジット・マクロンの、冬のマストハブであるコート選びには実は共通点がありました。それは、アウターに迫力と自信を授けるメタリックボタンのディテール。どうしてもダークトーンになりがちな冬の通勤コーデを品格オーラで包み、大人をエンパワーしてくれます。
左は、2023年11月9日、フランス・パリのエリゼ宮で、ウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人を歓迎した際のコーディネート。シフトドレスとダブルブレストのコートのアンサンブルを着用しています。メンズライクなストライプが洒落感をアップ。フロントに配されたシルバーのボタンが端正さをさらに引き立てています。
右は、フランス・パリのヴァンセンヌ城にてベッティナ・ランス展「デテヌス」に出席した際のコーディネート。軽快なショート丈のPコートにレザーのスキニーパンツとブーツを合わせています。ダークトーンの組み合わせですが、異素材ミックスや金ボタン、さらにブーツでゴールドのディテールをリピートすることでスタイリッシュに。
■2:ダークカラーのワントーンでまとめた「コート」コーディネート3選
9月から10月にかけて、ブリジット・マクロンはマルセイユやハンブルグなどのヨーロッパ各地を訪問しました。いずれもきちんと感ある、ネイビーや黒のダークカラーのコートで登場。でも地味見えを回避しシックにさえ見えるのは、高いスタイリングセンスがあってこそ。
左は、2023年10月10日、ドイツ・ハンブルグにてオラフ・ショルツ首相らとランチ時のコーディネート。ブーツまで黒で統一してもオケージョンスタイルにみえないのは第一に清廉な白シャツの効果。さらにコートのマニッシュなピンストライプで、オール黒にさりげなく奥行きを添えて。仕上げにチェーンバッグで華やかさを後押し!
右は、2023年10月9日、フィンケンヴェルダーのエアバス製造会社を訪問した際のコーディネート。ブリジットの最愛カラーであるネイビーはクールトーン。同色系のストライプ柄スカーフをコートの襟元に差し込み、華美過ぎず、さりげないアクセントをプラスしています。ワンピースと同じく、縦方向に入ったプリントがスッキリ見えも叶えて。
■3:今らしさが宿る、洗練を極めたモードなネイビーコーデ3選
左は、2022年7月1日、フランス・パリのエリゼ宮でヨルダンのアブドラ2世国王とラニア王妃をお出迎えした際のコーディネート。首元から斜めにあしらわれたドレープが、シックなネイビーに行き過ぎない華やかさを添えています。ボトムはタイトスカートでシンプルに引き締めて。ネイビーの知的さを感じるクールな装いを完成。
右は、ルクセンブルクのアンリ大公とルクセンブルクのマリア・テレサ大公妃を歓迎した日のコーディネート。ラウンドネックに長袖、ペンシルスカートのミニマルなワンピースを纏っています。胸のすぐ下の位置に艶のあるレザーの幅広なベルトがあしらわれ、脚長効果を発揮。さらに首元から裾までセンターに施されたシームが、Iライン効果を後押ししています。
仏大統領夫人「ブリジット・マクロン」の、ネイビー&黒コーデ9選をご覧いただきました。まとうだけで自信やパワーを授けて、美しくみせてくれるこだわりのディテール。決して悪目立ちせずにスタイリッシュな着こなしは要注目です。ぜひ参考にしてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子