華やかなシーンにこそ映える! と思っていたメイクやリタッチが引き起こす大惨事…。「疲れて見える」「老けて見える」「昔の顔」には理由あり。

雑誌『Precious』1月号では【12月の「美容事件簿」】と題して、オフィスや会食&パーティ会場などでの疲労感、老け感の原因を探る「現場検証」と「事件」を解決するための正しいツールとテクニックを紐解いて平穏無事に解決する方法をご紹介。

今回は、暗がりでのメイク直しの解決方法をお届けします。

徹底した現場検証から紐解いて解決!

TPOに合わせたドレスコードもビジネスマナーも長いキャリアのおかげで抜かりなし。でもメイクだけ、なぜか大事なときに限って恥ずかしい大失敗=「事件」を起こしやすいのがこの世代。若く美しく見せたい、という動機から起こる「事件」は、華やかなイベントが多いこの時期に発生しやすいので注意喚起いたします!疲労感、老け感の原因を探る「現場検証」と「事件」を解決するための正しいツールとテクニックをマスターし、平穏無事に12月を乗り切りましょう!

【タクシーの中でのスピードメイク直し。暗がりの中の適当塗りが「昔の顔」に…】

A:リングライトと部分用ファンデーション&落ちにくい口紅でピンポイントのお直しを

ファンデーション_1
使用イメージ

全顔に均一に塗るのは厳禁。崩れたところだけ修正を

出かけるギリギリまで仕事をしているから、タクシーでの移動中にメイク直しが、華やかな日のお決まりコース…。日が暮れるのが早い今の時期、暗闇のなかでメイク直しするため、ファンデは厚塗り、リップは雑塗り! 現地についてからふと鏡を見てギョッすることもしばしば。

この場合のメイク直しの正解は、まず全顔にムラなく均一にファンデーションを塗り重ねる、という固定観念は捨てること。そして、携帯すべきは小さなリングライトと部分用ファンデーション、落ちにくいリップの3点のみ。リングライトで明るく照らし、ファンデーションを目尻、小鼻脇の崩れた部分だけに軽くたたき込むだけ。口紅は60秒待つとピターッとフィットして、艶があるのにグラスにつきにくくなるという、進化系を。落ちない口紅は、プチプラコスメが優秀です。

スポンジを二つ折りしてトントンしながら 目尻のくすみをカバー
スポンジを二つ折りしてトントンしながら 目尻のくすみをカバー
トントンしながらほうれい線の影、 小鼻の脇の赤みを一掃
トントンしながらほうれい線の影、 小鼻の脇の赤みを一掃

【解決アイテム】少量で最大の効果が魅力。手早く美しくリタッチできる2品

ファンデーション_2,リップ_1
上/カネボウ化粧品 トワニー リズムシームレスウェア 全2色 SPF20・PA +++ ¥4,400(セット価格)、下/コーセー ヴィセ ネンマクフェイク ルージュ RD450 ¥1,540(編集部調べ)

上/オイルに顔料を高配合した部分用ファンデーション。顔料分散性が良いオイルなので、ムラなく薄膜仕上がりに。手のひらサイズで携帯にも便利。

下/唇の内側の粘膜の色の延長カラーで、色浮きしないディープなレッド。60秒で唇と一体化して落ちにくくなる。

※掲載商品の価格は、税込みです。

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PHOTO :
鈴木 宏(人物)、戸田嘉昭(パイルドライバー/静物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
NAIL :
齊藤 澪(uka)
MODEL :
大塚まゆか
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)