「負笈」ってなんと読む?「まけおい」ではありませんよ!
明日、1月8日は『勝負事の日』という記念日です。勝負事をする際のかけ声「いちかばちか」と日付をかけた語呂合わせで制定されました。このかけ声の「いち」は「一」、「ばち」は「八」で、丁半賭博の「丁」「半」の字の上部が、この数字に見えることにちなんでいる、という説が有力です。「結果はどうなろうと、運を天にまかせてやってみよう」という大胆な決意を表す言葉ですね。本日は「勝」「負」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「勝鬨」ってなんと読む?
「勝鬨」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「戦いに勝ったときに、士気を高めるためにいっせいに上げる声」という意味の言葉です。
<使用例>
「応援していたチームの選手が勝鬨をあげる姿に、感動して泣いてしまったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 勝鬨(かちどき) です。
「勝鬨(かちどき)」は「勝って鬨(とき)の声を上げること」で、「鬨(とき)」は、「洗浄などで士気を高めるために一斉に上げる声」のことです。
さて、2問目は「負」という字の入ったクイズです。
【問題2】「負笈」って何と読む?
「負笈」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「遠くへ勉学に出かけること。遊学」という意味の言葉です。
<使用例>
「実力をつけるために、思い切って1年仕事を休んで、負笈しようと思っているの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 負笈(ふきゅう) です。
「勝負事」と言うと、「勝」はプラス、「負」はマイナス…というイメージもございますが、「負」の字は「負(お)う」とも読み、勝負に負けることは、ある意味、「その経験を負う」ことでもあります。新たな1年、さまざまな勝負事に対峙するかもしれませんが、もしも負けても、その経験は次のプラスにつなげるための経験、ととらえて、力強く進みたいですね。
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本日は、1月8日『勝負事の日』にちなんで、「勝」「負」という字の入った日本語から、
・勝鬨(かちどき)
・負笈(ふきゅう)
の読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/公益財団法人理想教育財団ウェブサイト/新潟県ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱