2024年2月27日、ヘレネス王コンスタンティノスの追悼式典が、イギリス・ウィンザーのセントジョージ礼拝堂で開催されました。コンスタンティヌス2世は、1964年3月6日から1973年6月1日まで、ギリシャ最後の王として統治し、アテネにおいて82歳でこの世を去りました。崩御から一年、ウィンザー大学首席牧師であるクリストファー・コックスワース博士が主導し入札が行われ、このたび欧州各国の王族がウィンザーに集合。ブラック一辺倒にならず控えめでありながらも個性的な装いをぜひご覧ください。
■1:カミラ王妃は… ピンストライプのスカートスーツで端正に
がんと診断されたチャールズ国王に代わり、過密な公務スケジュールをこなしている76歳のカミラ王妃。ネイビー地にピンストライプがキリッと効いたセットアップはミディ丈。ほんのりフレアなスカートのシルエットがフェミニンさを添えています。スクエアなバッグはシャネルのもの。フィリップ・トレーシーのフェザーがあしらわれたハットでフォーマル感を高めています。
■2:アン王女は…ブラックストールをケープ風に巻いたブラックワントーン
アン王女はオールブラックの装いで登場。首元にはホワイト系のシルクスカーフを巻いて顔まわりを華やかに。膝丈スカートの足元はロングブーツをセレクト。フリンジがあしらわれたケープのふんわりとしたシルエットに切れ味を添えています。ハットでノーブルな印象をアップ。
■3:レティシア王妃は…美シルエットのネイビーワントーンでスッキリ着映えて
スペインのレティシア王妃はネイビーをセレクト。ミディ丈ワンピースはストンとIラインのシルエットで縦長効果が期待できます。共布のベルトでさりげなくウエストマークしバランスよく。ふんわり袖がフェミニンさをひと匙加え、控えめながら華もある、オケージョンスタイルを完成。
■4:マリー・シャンタル皇太子妃は…旬色を堪能!バーガンディのアンサンブル
ギリシャのマリー・シャンタル皇太子妃はバーガンディのアンサンブルを着用。長袖のワンピースは絞られたウエストからフレアに広がるスカートがエレガントなシルエット。立体的な襟元がワントーンコーディネートにさりげないアクセントを添えています。アウターはジャケットではなく、大判ストールでユニーク。クロコのクラッチバッグで品格を高めて。
■5:マリア=オリンピア王女は… ブラック&ネイビーで辛口モダンなコーディネート
同じくギリシャのマリア=オリンピア王女は、ブラックのタキシードジャケット風ロングコートに、ストレートなデコルテラインがモダンなネイビーのワンピースをスタイリング。足元とバッグはパテント素材の黒を選び、艶を加えて華やかに。
■6:ベアトリス王女は… ヘッドアクセサリーの視線集中!ネイビーの上品アンサンブル
イギリスのベアトリス王女は、ネイビーのアンサンブルで登場。ダブルブレストのフロントには、ゴールドメタルのバックルがアクセントを添えるベルトを締めています。ダウンヘアにベルベット素材のカチューシャをあしらい、落ち着いた装いに華やかさと品格をプラス。
■7:ベアトリス王女は…シックなネイビーをロマンティックに着こなして
ギリシャのニーナ王女はネイビーのスカートスーツを着用。立体的な地模様がユニークな素材を使用したセットアップは、ウエスト丈のジャケットと、裾にフリルがあしらわれたマーメイドシルエットのスカートの組み合わせ。その可憐さをフラワーのヘッドアクセサリーで後押ししています。
ギリシャの元国王、コンスタンティノス2世の追悼式に集まった欧州各国のロイヤルファッションをご覧頂きました。セレモニースタイルといってもお国柄や個性が現れて、カラーやテイストまで様々。レティシア王妃のコーディネートは日本のオケージョンスタイルとしても成立しそう! ぜひ参考にしてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Gatty Images
- WRITING :
- 神田朝子