「今古」ってなんと読む?「いまふる」ではありませんよ!
明日、3月10日は310(ミード)の語呂合わせで、『ミードの日』という記念日に制定されております。「ミード」、みなさま、ご存知ですか? ミードとは、蜂蜜と水と酵母菌を発酵させてつくるお酒のことで、紀元前に人間が出会った「人類最古のお酒」といわれております。『ミードの日』は、このお酒の認知度を高め、より多くの人においしさを味わってほしい…という目的で制定されました。ミード、お酒がお好きな方は、試してみてはいかがでしょうか? …ということで本日は「人類最古のお酒」にちなんで、「古」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「古昔」ってなんと読む?
「古昔」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「いにしえ。むかし」という意味の言葉です。
<使用例>
「ミードは、ワインやビールが登場するより前の、古昔から飲まれていたお酒だそうよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 古昔(こせき) です。
「昔」の音読みは常用漢字の中でも高度なほうで、「シャク」を中学校で、「セキ」を高等学校で習います。「古昔(こせき)」と同じ「昔(セキ)」という読み方の熟語には、ほかに「昔日(せきじつ)」などがございますね。高度であっても常用漢字、大人には常識の範疇の読み方ですので、しっかりおさらいしておきましょう。さて、2問目にまいります。
【問題2】「今古」ってなんと読む?
「今古」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「いまと昔」という意味の言葉です。
<使用例>
「お酒の席のマナーについては、今古でだいぶ事情が異なりますね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 今古(きんこ) です。
字の順が逆の熟語では「古今(ここん/こきん)」と、2種の読み方がございます。これに惑わされると「今古」は、博学な方ほど誤読しそうな熟語ですが、「今古(きんこ)」と、こちらの読み方はひとつのみです。混同なさらぬようお気をつけください。
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本日は、3月10日『ミードの日』にちなんで、「古」という字の入った日本語から、
・古昔(こせき)
・今古(きんこ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/一般社団法人日本ミード協会/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱