2023年11月末に開業した「麻布台ヒルズ」に、2024年3月13日、大規模なフードマーケット「麻布台ヒルズ マーケット」がオープンしました。
「麻布台ヒルズ マーケット」には、日本の食文化を守りながら、さらなる発展を願う34の専門店が集結。定番の生鮮商品に加え、希少な食材や国内外から集まる四季折々の食材、質の高い加工品、お惣菜、できたてのバイオーダー品などが提供されます。
本記事では、オープン前日に開催されたメディア向けの内覧会で見つけた注目の店舗を、ピックアップしてご紹介します。
日々の食卓がグレードアップ!「麻布台ヒルズ マーケット」注目店舗11選
■1:有名鮨店のまぐろを家庭に「麻布台 やま幸鮮魚店」
有名鮨店や和食の名店にまぐろや鮮魚を卸す、豊洲市場を代表する仲卸「やま幸」が、日本の食文化の豊かさとおいしい魚を家庭の食卓にも届けるためにオープンした「麻布台 やま幸鮮魚店」。
店頭には、まぐろを中心に柵、刺身ブッフェ、丼、フライなど豊富なバリエーションが揃います。
「子どもたちにも魚を好きになってほしい、魚を食べてもらいたい」との思いから、小さなお子さまでも覗ける位置に生きた魚が泳ぐ水槽を設置。また、「麻布台 やまゆき鮮魚店」の隣にオープンした名店「鮨さいとう」では、やま幸のまぐろをすぐにいただくことも可能。子どもも大人もワクワクできる鮮魚店です。
■2:豊富な和牛のラインナップ「日山 WAGYU」
日本橋人形町の老舗精肉店「日山」が、「和牛のすばらしさを世界に発信するお店にしたい」という気持ちを込めて命名したという「日山 WAGYU」。
米沢牛を中心とした和牛のほか、麻布台ヒルズ店限定商品や、有名店とのコラボ商品、併設された厨房で作られたコロッケやメンチカツなども並びます。
献立に合わせた肉を提案してくれるだけではなく、要望に合わせて塊肉からカットしてもらうことも可能。相談しながら購入するのがおすすめです。
■3:創業120年の老舗米店が作るおいしいご飯「お米とごはん 隅田屋」
1905年創業の東京・隅田区の老舗米店「お米とごはん 隅田屋」。削りすぎず、お米本来の香りと旨みをしっかり残す古式精米製法と独自のブレンド技術や炊飯方法で、おいしいお米・おにぎり・おこわなどを販売しています。
お米は銘柄で購入する方が多いですが、ここではお米の特徴や、作る料理に合わせて選ぶことができます。
“ご飯のお供マイスター”が日本各地からセレクトした、こだわりのおいしいご飯のお供が棚一面に並んでいるので、お米から選ぶもよし、ごはんのお供から選ぶもよし。合わせて購入してみてはいかがでしょうか。
■4:芦屋の名店が東京初進出!「クスダ シャルキュトリー メートル アルティザン」
兵庫県神戸市と芦屋市にある、シャルキュトリーの名店「METZGEREI KUSUDA」が東京初出店。フランスやドイツなどで修業を重ねた日本を代表するシャルキュティエ(食肉加工職人)として知られる楠田裕彦氏が店主を務めます。
ガラス張りのウィンドウの奥に並ぶ商品を、注文に合わせてカット。現地で学んだ技術を、日本の食肉用に改良したオリジナルレシピによる、手作りハム・ソーセージ・テリーヌなどが楽しめます。
■5:イタリアのチーズメーカーならではのクオリティ「フィオールディマーゾ」
イタリアのヴェネト州に拠点を置くチーズメーカー「カ・フォルム」による自社ブランドの「フィオールディマーゾ」は、麻布十番店からの移転オープン。本社で作られたチーズや、イタリア全土の生産者が丹精込めて作るチーズを、メーカーならではのクオリティと価格で購入できます。
生ハムはバイオーダーでスライスしてもらえるので、切りたてならではの味と香りを自宅で楽しむことができます。
■6:世界にひとつだけのだしパックが作れる「だし尾粂」
明治4年に日本橋市場で創業した乾物問屋「尾粂商店」による、だしと化学調味料・保存料不使用にこだわった和のセレクト食品店「だし尾粂」。
看板商品である「オーダーメイドだしパック」では、鰹節や煮干し、昆布、椎茸など36種の国産原料から自由に組み合わせて、自分好みのだしパックを作ることができます。そのだしを使ってどんな料理を作りたいかを軸に選ぶのもよし、「あごだしを作りたい」などメインとなる原料を1点決めるのもよし。何をどう組み合わせたらいいのかわからない方は、ぜひお店の方に聞いてみて。
今回の出店に合わせて、鹿児島県枕崎の鰹節の名店・金七商店とタッグを組んで作った「尾粂 基本のだし」と「尾粂 特上だし」もおすすめです。
特上だしには、工程の途中でクラシック音楽をかけてカビの活性化を促す特別な製法で作られた「クラシック節」が使用されており、ワンランク上のおいしさが味わえます。
■7:無添加・無化調のアジアン惣菜「カム バイ スタンドバインミー」
フランス料理をベースにした、添加物や化学調味料を使わないベトナム料理店「カム バイ スタンドバインミー」の米麺・惣菜専門店。
10時間以上かけてとる鶏ガラスープや、パンからこだわり抜いたバインミーなど、単にベトナム現地の味や調理を再現したのではない、毎日でも食べたくなるような優しい味わいの料理が並びます。
注目は、麻布台ヒルズ店限定メニューの「季節野菜の生春巻の詰め合わせ」や、毎日店頭で製麺する米麺「ブン」を使ったサラダ麺、「薬膳茸フォー」など。イートインコーナーもあるので、その場でいただくこともできますよ。
■8:中国料理の名店スペシャリテも登場「富麗華 キッチン」
東京・東麻布で開業以来、美食家や海外VIPから賞賛される中国料理の名店「中国飯店 富麗華」。そのスペシャリテともいえる「名物 黒酢の酢豚」と「たまり醬油炒飯」、「春巻」といった点心など約15種の中国料理惣菜をテイクアウトで楽しめるのが「富麗華 キッチン」です。
なかでも、大豆ミートを使用したマーボー豆腐など、「富麗華グリーン」と称したヘルシーな中華総菜は、女性にうれしいラインナップです。
テイクアウトの酢豚は、自宅で野菜を合わせても味が薄まらないよう、タレが多めに入っているのもうれしい心遣いです。店内で仕込んだ焼物を丼で提供するイートインコーナーもあります。
■9:ミシュランシェフが手掛ける「アタ 旬菜惣菜店」
ミシュラン10年連続掲載、東京・代官山の人気店「Ata」の掛川哲司シェフが初めて手掛けるデリカテッセン。全国の生産者と交流して集めた食材本来の味を生かしたお惣菜がずらりと並びます。
レストランで作られた料理が店頭に並ぶため、ミシュランの味をそのまま持ち帰ることができる、特別な惣菜店です。
惣菜の下には透明なシートが敷いてあり、持ち帰ってそのままの状態で盛り付けができるよう考えられているのもうれしいポイント。ホームパーティーにもぴったりの逸品揃いです。
■10:国際大会優勝パンが並ぶベーカリー「コム・ン トウキョウ」
パンの国際大会「モンディアル・デュ・パン」で日本人初の総合優勝・世界一となった大澤秀一氏が代表を務めるベーカリー「Comme’N TOKYO(コム・ン トウキョウ)」。
大澤氏が総合優勝を果たしたパンの大会「モンディアル・デュ・パン」(2019年)で披露したクロワッサンやバゲットなど定番のパンから、桜と日本酒のブレッドなど、日本ならではの味わいを楽しめるパンまで、常時80種類以上が並びます。
店内には、子ども専用のベーカリー「コム・ン キッズ」や、メレンゲ菓子専門店の「コム・ン メレンゲ」も併設されています。
「コム・ン メレンゲ」は、パン作りの中で大量に余る卵白から生まれた、ベーカリーならではおいしい提案。見た目にもユニークで可愛らしいメレンゲスイーツは、新しい手土産として今後注目されそうです。
■11:マスター・オブ・ワインが選ぶお酒を堪能「インタートワイン ケーエム 山仁」
世界にわずか400名ほどしか合格者がいないという「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つ大橋健一氏が、世界中からセレクトするワイン、日本酒、焼酎が並ぶ「インタートワイン ケーエム 山仁」。
商品を購入できるだけではなく、店内にある6席のカウンターでは、ロジカルペアリングの第一人者であるソムリエの大越基裕氏監修の下、ピンポイントで食材を合わせる「コンポーネントペアリング」を楽しむことができます。
ドリンクは30mlで、フードもひと口サイズのため、最高の味を気軽に堪能できます。お酒もおつまみも、家で即リピートしたくなるおいしさです。
毎日の食卓が豊かになるだけではなく、手土産に喜ばれそうなものも揃う「麻布台ヒルズ マーケット」。ご紹介できなかったお店を含め、全店魅力的なので、ぜひ一度ゆっくり回って楽しんでみてくださいね。
問い合わせ先
- 麻布台ヒルズ マーケット
- フロア/麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F、B1F
営業時間/10:00~20:00 ※一部、営業時間の異なる店舗があります - TEL:03-5544-9636(代表)
- 住所/東京都港区麻布台1丁目2−1
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 篠原亜由美
- EDIT :
- 小林麻美