静かで気品あるオーセンティックホテル「オークラ ヘリテージ」と、上質な都市型コンテンポラリーホテル「オークラ プレステージ」というふたつのブランドからなる「オークラ東京(The Okura Tokyo)」。
前身である「ホテルオークラ」時代から育んできた、豪華さよりも奥ゆかしい優雅さを伝える「日本の美」と、ひとりひとりのゲストにきめ細かく気遣いする「日本の心」を、大切に受け継いでいます。
「オークラ プレステージタワー」の最上階(41F)にあるバーラウンジ「スターライト」では、お酒を楽しめるのはもちろんのこと、実はお食事やスイーツも充実しているんです。
特に、2019年の開業を機に誕生した、季節ごとにメニューの変わるオリジナルアフタヌーンティー「Starlight Afternoon Tea ~Patissier’s Table~」は、女性ゲストを中心に好評を博しているそうです。
本記事では、Precious.jpライターが実際に「Starlight Afternoon Tea ~Patissier’s Table~」を体験。レポート形式で春のメニューをご紹介します。
春の「Starlight Afternoon Tea ~Patissier’s Table~」体験レポート
大きな窓の外には東京の眺望が広がる、最上階バーラウンジ「スターライト」。アフタヌーンティーは、平日は17:00もしくは17:30から、土日祝は11:30もしくは14:00からいただけます。
ライターは、平日の夕方よりお伺いしたので、夕景から夜景まで刻一刻と移り変わる景色を楽しむことができました。時間によって美しさを変える空も圧巻! ちなみに、そこまで高い建物のない方向へと窓が向いているため、見晴らしもとてもよかったです。
アフタヌーンティーはオリジナルのモクテルからはじまります。ノンアルコールの白ワインを使用して作られた「桜薫るモクテル」は、桜を想起させる淡いピンク色に、金箔が煌めきます。ほんのりと柚子が効いており、フルーティーでさっぱりとした味わいを楽しめる一杯です。
スイーツ4品とセイボリー4品が登場
ウェルカムドリンクのあとは、お待ちかねのスイーツ4品と、セイボリー4品が登場します。かわいらしく華やかなスイーツプレートに、思わず笑顔になります。
一番目を惹く「桜のロールケーキ」はまさに春らしい装いのひと品。ふんわりとした桜色の生地に、上品な味わいのクリームが包まれています。ほんのり香る桜の風味も春を思わせます。
ちなみにライターのいただいたロールケーキはくるくると巻かれた桜ゼリーの部分が、偶然ハート型のようになっていて、より一層かわいらしかったですよ(基本は一般的なロールケーキのように、渦巻きになっている形で提供されるそうです)。
華やかな「苺のタルト」。土台のタルトの中にはピスタチオを忍ばせて。クリームの上にもいちごに添えられたピスタチオのトッピングもアクセントになっています。
グラスデザートは柑橘の味わいがおいしい「デコポンとアマレットのヴェリーヌ」。アマレットのブラマンジェ、アカシアはちみつとデコポンを使ったゼリー、デコポンの果肉が層になっています。
濃厚なベイクドチーズケーキ。シンプルながら間違いないお味は、流石の一言。クリーミーな口当たりは、重すぎることなく、ぺろりと食べられてしまうおいしさです。
甘いものばかり並ぶアフタヌーンティーだと、どうしても食べ疲れてしまうことがあるのですが、こちらのアフタヌーンティーは4品それぞれの食感や味わいが異なり、飽きることなく食べることができました。
一段高いプレートに乗せられて登場するのは、セイボリー4品です。赤や緑、黄色など、こちらも彩りがとても華やかです。
いんげんやそら豆などの春のお野菜と小エビが華やかなマリネ。爽やかな香りのディルが添えられています。
エスカベッシュとは、マリネの一種で、揚げたお魚を白ワインやビネガーなどに付け込んだ地中海料理のこと。「桜鯛のエスカベッシュ」は、さっぱりとした味わいが◎。
デザートのようにも見えるこちらは新玉葱とトマトを使ったひと品。新玉葱の甘みとトマトのやさしい酸味の相性が抜群です。
オークラ東京のオリジナルの黒毛和牛を使ったハンバーガーは、とてもボリューミーな見た目。でも実はお肉に脂身が少ないため、思いのほかさっぱりした味わいなのが特徴です。お肉のおいしさがしっかり感じられるひと品で、チーズのコクも相まってとても美味。
セイボリーはどれもボリュームがありますが、ひとつひとつがあっさりとしていて主張し過ぎることなく、主役であるスイーツのおいしさを引き立てていました。全体のまとまりが大変よいため、アフタヌーンティーとしての完成度がとても高いと感じました。
スコーンとアシェットデセールが登場
スイーツとセイボリーを一通り食べ終えたあと提供される、2種類のスコーン。季節によってスコーンの味わいが変わるそうで、今回はクランベリー・フランボワーズと、バニラの2種類が提供されました。
オークラ東京のスコーンといえば、SNSなどでたびたびおいしいと話題になる逸品。外側はサクッと、中はふんわりとしていて、バターの風味が香ります。温かいうちにいただけるスコーンは、より一層おいしさを感じます。
最後にアシェットデセールが登場します。現在提供されているのは「桜のムラングシャンティ」。サクサクのメレンゲに桜のクリームが挟まれたデザートで、周りには抹茶のアイスクリームや季節のフルーツ、求肥などが添えられています。
お皿の桜模様は、桜の風味の粉糖で描かれており、芸術品のようなひと皿でした。和の風味を感じられるのも、オークラ東京ならではといったところ。
桜のクリームとメレンゲ、抹茶と求肥……など、お好きな組み合わせを楽しみながらいただけるのも、アシェットデセールの魅力でした。
全体を通してとても満足度の高い本アフタヌーンティー。バーラウンジならではのラグジュアリーさも魅力のひとつです。
人気紅茶専門店「ベッジュマン&バートン」のティーセクションや、コーヒーなど、お好きな飲み物をおかわり自由で楽しめるのもうれしいポイント。
特に、オークラ東京のためにベッジュマン&バートンが特別にブレンドした紅茶「リュクスリー」が一番のおすすめだそう。栗を使った紅茶で、メープルシロップと栗の甘い香りが楽しめるオリジナルフレーバーティーです。
こちらのリュクスリー、アフタヌーンティーのお土産として、ティーバッグ1袋をいただけるんです。ぜひご自宅でもアフタヌーンティーの余韻をお楽しみください。
「スターライト」ではディナーコースやアラカルトの提供も
バーラウンジ「スターライト」では、土日祝のみのランチメニューや、パスタやピザなどのアラカルト、ディナーコースの提供も行われています。
今回特別に、ディナーコースのメニューから少しずつセレクトしていただお料理を堪能。スモークサーモンのマリネ(通常は白身魚のマリネ)や、メインディッシュのヒレ肉、魚介のパスタなど、いずれも絶品でした。
バーラウンジというと、どうしても「お酒を飲む場所」という印象が強いかもしれませんが、お食事もしっかりと楽しめるレストランの要素も兼ね備えているため、さまざまなシーンで利用ができそうです。ゆったりと過ごせる個室も用意されており、特別な会食にもおすすめですよ。
もちろん、夜景を眺めながらいただくお酒も格別です。
今回ご紹介したアフタヌーンティーはもちろんのこと、ぜひ思い思いのシーンで、バーラウンジ「スターライト」を利用してみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- オークラ東京 バーラウンジ「スターライト」
- 営業時間/平日 17:00~22:00、土日祝 11:30~22:00
- アフタヌーンティー提供時間/平日 17:00もしくは17:30、土日祝 11:30もしくは14:00
- TEL:03-3505-6075
- 住所/東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラ東京 プレステージタワー41F
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- TEXT :
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美