お出かけ気分が盛り上がる季節、新名所、食やアート、ホテルetc…大人を満たす東京のラグジュアリー・スポットが盛り上がっています!
雑誌『Precious』4月号では、別冊付録「とっておき『春のお出かけ』最旬LIST」を展開。今回は「モダンな空間で楽しむ『春のティータイム』」と題して、ますます人気が高まる「お茶」の世界にひたることができるお店を厳選。
ここでは、表参道「伍(いつ)」、「櫻井焙茶研究所」、銀座「ミクソロジーサロン」3店舗をご紹介します。
春はお茶。喧騒を忘れる静寂の空間で、抹茶や煎茶などをモダンにアレンジした一杯でリフレッシュを。
■1:「伍(いつ)」|表参道
シャリシャリとしたのど越し、抹茶の青い香りに癒やされる
春から初夏にかけて登場する「お抹茶のフローズン」(¥1,600/3月上旬〜)は、店主・玉井大介さんの「香りのあるかき氷をつくりたい」という思いから誕生。厳選した抹茶を使うことで、冷たくても品のよい香りがふわりと広がる。あずきのほのかな甘さも心地いい。民家を改装した5席の日本茶専門店は、縁側でお茶を飲んでいるようなくつろぎの空間。お茶の味と香り、器、季節の草花のしつらいも五感を心地よく刺激してくれる。
茶葉は2〜3か月ごとに変わり、花や柑橘のような香りの「萎凋茶」(¥1,700〜)も充実。着物姿も粋な玉井さんの、武者小路千家流の所作も美しい。
〈DATA〉
- 伍(いつ)
- 住所/東京都港区南青山3-14-4-2F
■2:「櫻井焙茶研究所」|表参道
お茶+洋酒の「茶酒」で風流なアペロを
クリアとグリーンの層が美しい春限定の「蓬」(¥1,950)は、レモネードに、碾茶とよもぎを漬け込んだウォッカをフロートさせたもの。ひと口含むとよもぎの香りとほのかな苦味がふわりと広がり、後から柑橘の爽やかな酸味が流れ込む。まるでアメリカンレモネードとスクリュードライバーを味わっているかのようにスッキリとフレッシュな味わい。極上の茶葉を使った茶酒が、心身共にリフレッシュさせてくれる。
桜+煎茶など、春の素材を使ったお茶のコースも予定。あずきを使わず、栗だけでつくる長野「桜井甘精堂」の「栗羊羹」(¥440)など、茶菓子と共に。
〈DATA〉
- 櫻井焙茶研究所
- 住所/東京都港区南青山5-6-23 スパイラル5F
■3:「ミクソロジーサロン」|銀座
想像を心地よく裏切られる厳選茶葉の極上カクテル
緑の見た目から抹茶の味を想像して飲むと、まさかのトロピカルな風味! ノンアルコールのカクテル「ヌーベルバーグ」(¥1,650)は、田辺抹茶「さみどり」とパッションフルーツのピューレをココナッツウォーターがつなぎ、すっきりとした味わい。お茶が主体のミクソロジーカクテルは、味も香りも常に新しい感覚をもたらしてくれる。3〜5杯から選べる「シグネチャーカクテルコース」(¥5,400〜)で、アルコール入りのカクテルも楽しみたい。
コースで供される季節のフルーツのカクテル。この日は、徳島・阿波番茶を漬け込んだウォッカ、いちご、ざくろのシロップを合わせたフレッシュな一杯。
〈DATA〉
- ミクソロジーサロン
- 住所/東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
※掲載した価格は、すべて税込みです。
※サービス料が別途かかる場合があります。メニューは時期によって変更になります。
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- PHOTO :
- sono(mame)
- EDIT&WRITING :
- 松田亜子、木村晶、池永裕子(Precious)