大地から湧く名湯で疲労を回復し、心尽くしの料理に舌鼓を打つ…。温泉旅行といえば、その時期にしか味わえない季節ならではごちそうもお楽しみです。そこで、温泉ジャーナリストの植竹深雪さんに、春の味覚を満喫できる温泉宿をピックアップしてもらいました。
今回ご紹介するのは、新潟市・岩室温泉にある「著莪（しゃが）の里 ゆめや」です。
公式サイト
旬の素材を丁寧に…ミシュラン掲載宿の春の会席料理を堪能！
上越新幹線・燕三条駅から車で30分ほどにある岩室温泉「著莪の里 ゆめや」。大女将の「女性がひとりでも安らげる空間づくりやおもてなしをしたい」との思いから生まれた宿で、2000坪の敷地に客室はわずか11室という贅沢な造りです。
自家源泉も自慢のひとつですが、ミシュランに掲載されるほど料理もハイレベル。献立は月替わりで、越後の素材を駆使した旬の美食を提供してくれます。
「レビューで満点が続出している人気宿の『著莪の里 ゆめや』。実際に行ってみて口コミ評価が高いのも納得しました。山菜の天ぷらは衣がサクサクで春のほろ苦い香りが口いっぱいに広がり、ホタルイカのしゃぶしゃぶは食感がプリプリ。季節の食材だけでなく、新潟の和牛もとろけるようで、ひとつひとつ食材を厳選し丁寧に作られた料理に感動しきりです。また、盛り付けや器にもこだわりが感じられ、目でも楽しむことができます」（植竹さん）
「お客ひとりひとりのリクエストにきめ細やかに対応してくれるのも魅力的。同じコース料理でもそれぞれの胃袋に合わせたボリュームの調整や食材の変更にも応じてくれるなど、とことんフレキシブルでお客様目線のサービスが心に染みます」（植竹さん）
「朝食は和食か洋食か選ぶスタイルで、私は洋食をチョイス。6種類から選べる玉子料理のオムレツは専門店のようなふわふわトロトロで、朝から幸せな気分になれました。また手作りのあおさドレッシングや、パンに合わせる岩室産ブルーベリージャムなど、調味料も凝っていて心づくしのおもてなしに大満足です」（植竹さん）
季節の風情が眼福！草花を愛でながら天然温泉に癒される
「著莪の里 ゆめや」の温泉は自家源泉。大地から湧いたばかりの新鮮な湯にも癒されます。
「泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム塩化物温泉。硫黄の香りが漂い、黒い湯の花が舞う個性的な湯で、温泉情緒をしっかり感じることができます」（植竹さん）
「大浴場の露天風呂は、手入れの行き届いた日本庭園の中にあり風情抜群。開放的な空間で季節の草花を愛でながら湯浴みすることもでき気分が上がります。内風呂は浴槽内は十和田石、浴槽縁は古代檜という凝った造りで、じっくりと湯と向き合いたい人におすすめです」（植竹さん）
「湯上り処の『ことり葉』も、木の温もりが感じられる素敵な空間。朝に訪れた際には、バナナ酢やそれを割る牛乳などヘルシーな飲み物が用意されていたのが印象的です。湯上り処のドリンクのような細部までもが、かゆいところに手が届く至れり尽くせりのサービスにもほっこりさせられました」（植竹さん）
離れは限定１室！静謐なプライベート空間で気ままな休日を過ごす
「著莪の里 ゆめや」の客室は、純和風の趣ある佇まい。なかでも、とびきり優雅な時間を過ごしたい人におすすめなのは、1室限定の「離れ舎」です。広い庭園を望む二階建てで、誰にも気兼ねすることなく別荘間隔で寛ぐことができます。客室には半露天風呂も備えており、こちらも自家源泉。好きなときに好きなだけプライベート空間で天然温泉を堪能できる環境で、おこもり旅行やご褒美旅に最適です。
以上、「著莪の里 ゆめや」をご紹介しました。ミシュラン掲載宿で春の訪れを感じる美食を味わうと共に、自家源泉のフレッシュな湯に癒されたい人は、次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- 著莪の里 ゆめや
- 住所／新潟県新潟市西蒲区岩室温泉905-1
客室数／全11室
料金／2名1泊2食付き1名あたり ￥39,600～（税込） - TEL：0256-82-5151
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- WRITING ：
- 中田綾美
- EDIT ：
- 谷 花生（Precious.jp）
