雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。
今回はその中から、「リーファ」のテーブルランプをご紹介します。
「リーファ」のテーブルランプ
華やかな名作照明が放つ幻想的な光に包まれ、癒やされて
デンマークで最も古い照明ブランドとして知られる「リーファ」の創業は1903年。著名なデザイナーとコラボレートするなど、高く評価されていました。1990年代、時代の波にもまれてブランドは一度幕を下ろしましたが、2020年にデザイン・ディレクター、ラスムス・マークホルトによって見事に復活。数々の歴史的デザインが復刻され、オリジナルを踏襲しながら現代的にアップデートしています。
この1956年に発表された「権力」を意味するテーブルランプ『ガバナー』は、まさに時代を超えて受け継がれる名品。最大の魅力は、真鍮による華やかさとシェードを極限まで浅く設計することで実現した、端正な凛とした佇まい。
点灯すると、シェードに施されたパンチング装飾が幻想的に浮かび上がり、温かみのあるラグジュアリーな空間を演出してくれます。
〈DATA〉
20世紀デンマークで最も多才な照明デザイナーのひとりといわれる、ベント・カールビーが手掛けた名作。真鍮のシェードの内側には2灯の光源が横向きに配置されていて、内側で反射することにより均一で心地よい拡散光をもたらす。グリットは無垢の真鍮とウォールナット製。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 中林友紀
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)