「果せる」ってなんと読む?「かせる」ではありませんよ!
明日は5月31日ですが、毎月31日は『菜の日』という記念日です。「1日5皿分(350g)以上の野菜と200gの果物を食べましょう」と呼びかけ、食育活動などを行ている一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会が申請、一般社団法人が認定した記念日で、月末を「カラダの決算日」とし、継続的、定期的な食への取り組みを推進しています。食生活が乱れがちだった…という方、こうした記念日を期に、足りない栄養素を積極的に接取してくださいね。野菜と果物がテーマの記念日、ということで、本日は「果」という字の入ったクイズをお送りします。
【問題1】「果せる」ってなんと読む?
「果せる」という日本語の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:「完全に~する。成し遂げる」という意味の言葉です。
<使用例>
「今月やりたかったことは、すべてやり果せることができたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 果せる(おお-せる) です。
「果たす」と書けば、「は」、「果せる」と書けば、「おお」と読みます。どちらも「成し遂げる」という意味です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「果果しい」ってなんと読む?
「果果しい」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ものごとが望ましい方向へ進むさま」「際立っている」「頼りがいがある」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「企画の進行が、どうも果果しくいかないのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 果果しい(はかばか-しい) です。
「成果」という言葉があるように、「果」には、「原因があって生ずるもの」「できばえ」などの意味もございます。「果(はか)がいく」と言えば「捗る」「効率よく作業が進行する」という意味ですね。「果果しい」は、その延長線上にある言葉です。
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本日は、毎31日『菜の日』にちなんで、「果」という字の入った日本語から、
・果せる(おお-せる)
・果果しい(はかばか-しい)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱