創業140周年を祝う華やかな話題で彩られている「ブルガリ」。前回ご紹介したハイジュエリーウォッチに続いてお届けするのは、メゾンのヘリテージを讃える“エテルナ”から発表された世にも美しいふたつの“セルペンティ”! 「ローマンハイジュエラー」であると同時に、高度な時計製造の技術を誇る「マニュファクチュール」でもある「ブルガリ」の、超一流の美学を凝縮したハイエンド ウォッチが誕生しました。
ドラゴンとライオン、新たな共演者によって官能美を増した“セルペンティ”
「ブルガリ」のアイコンのなかでも、最も象徴的であり、女性の心を惹きつける強い魔力をもつ“セルペンティ”。古来から、「知恵」や「再生」、「富」、「官能」のシンボルとされるヘビをモチーフとしたタイムピースは、ジュエリーやレザーグッズと同様これまでもさまざまなバリエーションを展開し、伝説を紡ぎ続けています。
そんな不朽のアイコンが、今回、メゾンの歴史上もっとも特別なハイエン
ふんだんにダイヤモンドがセットされたヘッドに、イエローゴールドのグラマラスなブレスレットがエモーショナルな対比を見せる“セルペンティ ミステリオーシ ドラゴーネ”は、かつてエリザベス・テイラーが纏った歴史的ウォッチが着想源。
1962年、エリザベス・テイラーがローマのチネチッタスタジオでクレオパトラを演じたときにつくられたウォッチに新たな解釈を加えながらも、ヘビの体である「トゥボラリブレスレット」やヘッドのバケットカットダイヤモンドといった意匠を継承。そこにはメゾンの至宝ともいえるヘリテージへのオマージュが込められています。
そしてもうひとつが、“セルペンティ ミステリオーシ キメラ”。
「叶わぬ夢」、そして「ユートピア」の同義語でもある「キメラ」。また、古代ギリシアの叙事詩『イリアス』では、最初に描写されているヘビとライオンが組み合わされた空想上の生き物を指す言葉でもあります。
世界最小の円形機械式ムーブメント「ピコリッシモ」は取り外し可能!?
ジュエリーとしてのエレガンスと同時に、「ムーブメント」という時計の真髄も至高を追求している“エテルナ”のハイエンド ウォッチ コレクション。その美学はこのふたつの“セルペンティ”にも貫かれ、「ブルガリ」が誇る世界最小の円形機械式ムーブメント「ピコリッシモ」が搭載されています。
これらのウォッチが完成までに要されるのは、実に 960時間以上。
また、ムーブメントは驚くことに
ジュエリーの輝きやデザインの美しさだけではなく、ムーブメントまで至高を追求した麗しき“セルペンティ”。その名品伝説は次の10年、いや100年と、永遠に続いていくに違いありません。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト