世界的に活躍している気鋭の若手指揮者、ロレンツォ・ヴィオッティさん。2022年に「ブルガリ」のグローバル ウォッチアンバサダーに就任してからは、クラシック音楽ファン以外の人々から注目される機会もますます増え、活躍の場を広げています。今回、来日したロレンツォさんに、「時」と、「時計」への思い、指揮者として感じるウォッチメイキングと芸術との親和性について語っていただきました。
「ブルガリ」の腕時計は身に纏うことができるアート作品
「ブルガリ」のグローバル ウォッチアンバサダーに就任する前から、「腕時計」に対しては格別の思い入れがあったというロレンツォさん。そこには「フェニーチェ歌劇場」音楽監督などオペラ指揮者として活躍した、ロレンツォさんの父、マルチェッロ・ヴィオッティ氏の存在があります。
「父が生前愛用していたものを受け継いだことをきっかけに、腕時計は私にとって特別な存在になりました」
しかしデジタルデバイスが急速に発達し、「時刻を知る」ツールが多様化した現在。ロレンツォさんが「腕時計」から得られるものは何でしょうか?
「実用性の面だけで言えば、腕時計は必要ないという意見は一理あると思います。スマートフォンを見れば正確な時刻はわかりますから。だけどどうして私が腕時計をつけるのか? それは私にとって腕時計は、アート作品そのものだからです。一方で時計は非常にパーソナルなものですので、ただ流行りだから、有名なブランドだから、美しいダイヤモンドがついているからなどの理由でつけるものではないと思います」
では、ロレンツォさんは今、どのような基準でご自身の腕時計を選ばれているのでしょうか?
「私が大切にしている腕時計のひとつが家族より贈られた思い出の品でもあるように、時計をつけることは、“過去”、“ストーリー”、“伝統”、”感情”を纏うこと。それぞれが自分自身のストーリーを映した時計を選び、纏うことがとても大切だと思っています」
時計の世界にはクラシック音楽と同じメンタリティを感じる
2022年にアンバサダーに就任してから2年半ほどが経過。「ブルガリ」のウォッチ、
創造に対して、長い時間考え抜き、失敗と挑戦を繰り返す── 芸術家、表現者としての自身と、「ブルガリ」のウォッチメイキングは、重なる部分も多いそう。
「先ほどの話題に戻りますが、スマートフォンなどのテクノロジーの発展により、“時刻を知る”という目的だ
スイスのル・サンティエに建つ「ブルガリ」のマニュファクチュールも訪れ、数々の名品ウォッチに触れてきたロレンツォさん。メンズ・ウィメンズ問わず、
「
「アイデアとストーリーが、芸術的レベルのカラージェムの色合いにより圧倒的な表
「ブルガリ」のウォッチとウォッチメイキングに多くのインスピレーションを得て、指揮者としてさらなる高みへと挑み続けるロレンツォさん。その生き方、言葉の数々は、私たちに時計を纏う意義を改めて問いかけてくれます。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- HAIR MAKE :
- Eita(Iris)
- WRITING :
- 岡村佳代
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)